昨日、2本目に観た映画は『コット、はじまりの夏』。
映画の舞台は、1981年のアイルランドの片田舎。9歳の少女コットは大家族の中で育つのですが、心の中は孤独に満ちていて…。そんなコットが家庭の事情で夏休みの間だけ、親戚夫妻の家に預けられることになり…。
派手なところは全くなく、静かに淡々と物語は進むのですが、徐々に変化していく少女の心模様が手に取るように感じられる、まるで叙事詩のような映画です。
ベルリン国際映画祭でグランプリ受賞しています。
プロデューサー・監督・出演者全てがアイルランド人ということもあり、言語はゲール語(アイルランド語)。
私はケルト文化が大好きで、これまで3度アイルランドに行っていることもあり、アイルランド映画はこれまでも可能な限り観てきましたが、概ねアイルランド映画というと、独自の文化にフューチャーしたものが多かったかと思うのです。
でも、この作品は、ある意味どこにでも、そして誰にでもあるかもしれない、淡々とした静かな物語です。
ただ、その分観たあとに心地よい余韻と爽やかな風を感じる素敵な作品でもありました。
おすすめです🎵
詳細は
https://www.flag-pictures.co.jp/caitmovie/