ピアノ教室Smile-music・space♪主宰
一般社団法人個育てコーチング協会.代表理事
西城 あやです。

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夏休み、思いがけず

息子が帰省した際のお土産でコロナをもらって…。

 

 

幸い、熱も出ずに

喉が少し痛いかな…?ほどの

軽さで済んだのですが

 

 

数日間、自宅でおとなしく過ごすことに。

 

 

…身体はいたって元気だったので

 

Netflix三昧(笑)

 

 

゛コウノドリ”を全話コンプリートしました!

 

毎話、毎話、号泣し続け

有り余った体力が、いい具合に消耗できました。

 

 

 

ドラマとは言え、妊娠、出産、生まれてくることの奇跡

 

1人1人の、命の尊さに

涙が止まらず…。

 

 

 

私自身、これまで出会ってきた

たくさんの生徒さんたちの

存在の有難さを、改めて振り返る機会にもなりました。

 

 

ピアノ講師になって

あっという間に30年以上が経ちましたが

 

 

これまで、教室で出会った生徒のみなさんの数は

もう、1000名近く

 

 

その一人一人に

それぞれのご両親や、兄弟姉妹がいて

 

 

そのひとつ、ひとつのご家庭に

たくさんのドラマがあって…

 

 

ふと思い出したのが

若干22歳の私が受け持った

 

かわいい生徒のめぐちゃん。

 

幼稚園児だっためぐちゃんには

生まれたばかりの弟くんがいて

 

優しくて、美人のママが

いつも温かく見守ってくれながらピアノをがんばっていて。

 

 

会社の経営者というパパが建てた

立派なおうちに、私は出張レッスンで毎週通わせて頂いて。

 

 

毎週、レッスンを終えた後

美人のママが淹れてくださるお茶をごちそうになりながら

 

いろんなお話をしていたのですが。

 

 

 

ある時、急にめぐちゃんのママから

お電話が…。

 

 

 

「先生… 子どもたちと3人で実家に帰ることになりました。

なので、レッスンは辞めなくてはいけなくなって…」

 

 

電話の向こうでは、めぐちゃんのママの涙声。

 

あまりに急な話に、私も一瞬頭がパニックに。

 

 

何と言ったらよいのか、言葉が見つからずにいたら

 

「主人に、好きな人ができたそうで

私たちは、もうここには居られなくなったんです。」

 

って…。

 

 

22歳の私にとっては、あまりにも衝撃的なお話で、

目の前が真っ白って

こうなることなんだ…。って

 

 

初めて知った瞬間でもありました。

 

 

「いつ、お引越しされるんですか…?」

 

私も涙が止まらずに聞いたら

 

「もう、今週末には…」って。

 

 

翌日、私は急いで

めぐちゃんにプレゼントとお手紙を届けに行ったのでした。

 

お引越しして、寂しくなった時に

そばに置いてもらえますように…と

 

うさぎのぬいぐるみを。

 

 

そして

何時間もかけて、幼稚園児のめぐちゃんに

書いたおてがみも。

 

 

「めぐちゃん。

 

きゅうなおわかれで、先生もとてもさみしいです。

でも。

あたらしいようちえんでも、たくさんのお友だちができて

げんきにすごせるように、おうえんしています。

 

みんな

かならず

しあわせになるために

うまれてきているから

 

 

めぐちゃんも、これからたくさん

しあわせになりますよ。

 

また、あえるひを、たのしみにまっていますね。」

 

 

がんばって、笑顔でお別れしましたが

 

玄関先で私を見送ってくださった

めぐちゃんのママは、ずっとずっと泣いていました。

 

私も、車を運転しながら

声をあげて泣きました…。

 

 

そして

しばらくたってから、めぐちゃんと、ママからお手紙が

届きました。

 

 

「あやせんせい

 

あたらしいようちえんで、おともだちができたよ。

げんきです。」

 

かわいい文字で書かれためぐちゃんのお手紙と一緒に

 

ママからも

 

「人は、幸せになるために生まれてくる。

 

あや先生のお手紙を読んで、涙が出ました。

 

今は、辛いですが

きっと、これは幸せになるための通り道なのだと思って

 

子どもたちと、これから幸せになりますね。」

 

って書かれていました。

 

 

まだまだ若くて、私自身も

自分の人生に、どんな意味があるのかなんて考えたこともなく

 

結婚=幸せ

 

と信じて疑っていなかった。

 

だから、本当にショックで

そして、同時に、自分の非力を痛いほど思い知ったのでした。

 

 

 

あの時、私は

ピアノ講師というお仕事は

1人1人の生徒の人生の、大切な時間に寄り添わせて頂く仕事なのだと

感じたのです。

 

そして、私が出合わせてもらう生徒の1人1人を

時間の長短に関わらず

大切に愛していこう。って

心の底から決めたのです。

 

 

 

あの頃からも

生徒さんの人生を通して

私も、たくさんの出来事に直面してきました。

 

 

嬉しいことも

 

ものすごく、辛く悲しいことも…

 

 

その出来事の意味を前向きになんて捉えられないことも。

 

 

それでも

私は、ピアノ教室という場所を

子どもたちと、そのご家族の

安心していられる居場所のひとつとしてもらいたいと

思い続けてきました。

 

 

誰もが愛される存在で

誰もが、幸せになるために生まれてきたから

 

 

長い夏休みを経て

また教室に帰って来てくれた生徒のみんなのお顔を見られて

本当に幸せです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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