元記事:
http://ameblo.jp/kunotakayoshi/entry-12191106267.html
に以下のコメントを投稿したので記録。
1 ■できることをしないのはPTSD症状
「『重大なリスク』だけではなく、疾患によっては必須のクスリがあることも知っておきましょう」
ということは「常識」です。
ゼロリスクを追求すると間違えるだけでなく、侵襲性の高い介入ほどリスクはある程度あるのは当然ですが、侵襲性の高い介入をやめてしまい、病死や事故死をすれば「自然死」だから良いんだと言い張っても、それが「平穏死」になるわけではありません。「できることをしなかった」ことによって、PTSD発症リスクがあるでしょう。
あくまでも、本人がどうしたいか?…を徹底して尊重して初めて「平穏死」が可能になることは「常識」ですが、常識から外れるのはPTSD症状ゆえ、なかなか世間の混乱は収まらないと思いました。私事で恐縮ですが、父は当時の抗がん剤をあれこれ試すという選択肢を自ら選び、放射線治療は拒否しました。私は、その選択は、あまり良いとは思いませんでしたが、本人が決断しないとPTSD現象に巻き込まれるのでダメだと言えます。父は、直感的に、ホスピスには行きませんでした。その選択はPTSDの視座からして正しいと言えます。「本人がどうしたいかを尊重」するとは、心理操作をやりまくっているホスピスにて「尊厳死」だの「安楽死」だのをすることとは違うということです。最期の一日までセルフネグレクト強要を受容せずに生きられることがポイントではないかと思われます。
ところが、現在は、世界的に、セルフネグレクト強要を受容させるように心理操作をやって本人の意思をくじき、そのとき最も廉価な選択をすることを受容させる傾向が蔓延しているため、困りますね。それは、ヒポクラテスの誓いに反していますから。いくらお金がかかるかは、まず念頭から排除し、何が最善かを徹底して検討し、カネが足りなければ、どうやって調達するかを考え、調達できる前に医療的な介入をせざるを得ないならば、そうした経緯も含めて本人が決断できるようにすることがPTSD予防になります。
そうではなくヒポクラテスの誓いに反するような、医療の常識から外れるようなことになるのはPTSD症状と言えるので、PTSD研究を進め、PTSD予防&克服の道に踏み出すことが出口になるはずです。
あ* 2016-08-22 07:18:53
皆さまも、お大事に。