「エスパー」。
死語になったのか(笑)、
近頃はあまり聞かないのですが、
超能力者のことですね。
でも私がけっこう好きな言葉が、
「エスパーじゃないんだから」
なんです(笑)
「言わなくても分かってくれるだろう」
空気を読んで察することがけっこうできる日本人には
期待されることではあるんですが・・・
「エスパーじゃないんだから、言わなきゃわからない!」
ということも多いんですよ。
この前、旦那さんと話していて、
モヤッとしたことがありました。
法事で田舎に行ったとき、
伯父の育てたニンニクの芽をもらったのです。
さっそくそれを、豚肉と厚揚げと一緒に
味噌炒め煮にしました。
(ニンニクの芽がほっこり甘くて、ウマ~^^)
と私は思ったのですが、
「にんにくの芽をあまり食べたことがない」という
旦那さんに感想を訊いたら、
「筋張って食べにくいから、出回っていないのかな」
と言うのです。
・・・。
確かに育ちすぎて固めのところもありましたが、
私の伯父さんが心を込めて育てたものなのに、
伯父さんを侮辱されたような、
ひいては私も侮辱されたような、
モヤ~~っとした気持ちになったのですね。
でも、
「伯父が育てたのだから美味しいと言ってほしい」
というのも、気持ちの押し付けのようがするので
黙っていたのですが、
やっぱりモヤ~。
私がモヤ~を発していたら、
家の空気もモヤ~になってしまいます。
そこで・・・
「エスパーじゃないんだから、言わなきゃ伝わらない!」
を発動ですよ!(笑)
「あのさ、さっきのニンニクの芽のことなんだけどね」
と私の気持ちを伝えたら、
ビックリした顔をして、
「ゴメン、伯父さんが育てたって
聞いたことをすっかり忘れていた!」
と言うのです。
ただ、感想を求められたので、
何か言葉をひねり出しただけだったのだと。
つまり伯父さんのことも私のことも
侮辱する気なんて全然なかった、
ということなんですよね。
そうなったら、
「なーんだ^^」
です。
このように、「会話する」というだけで、
「思い違い」があった場合は、
すぐに解消します。
けれど、会話しなかったら、
「傷つけられた。そういえば前にも・・・」
なんてスネて、
どんどん嫌な空気を作ってしまうことも
あるんですよね。
ただの自分の「思い違い」だったのにf^^;
だから、「エスパーじゃないんだから」、
気になることは早めに「会話する」!
そうしていたら、向こうだって、
「こういう時はすぐ言えばいいんだな」
と話しやすくなるので、
向こうの思い違いをこじらせることも
少なくできるでしょう。
「エスパーじゃないんだから」、
自分が思っていることは、
周りは分かりません。
だから、「あ、これいいな」と思ったら、
その思いもすぐに伝えてみましょう。
先月の名古屋のランチ会のとき、
レストランの給仕の方に、
「すごくステキな笑顔ですね!」
と参加者さんがお伝えした時の、
給仕の方の嬉しそうな顔といったら!
それも、伝えなければ相手には分からないこと。
でも「伝える」という、
ちょっとの勇気をふるうことで、
とっても良い気分になっていただけたのです。
だからほめ言葉も愛情も伝えることを惜しんだらもったいない。
私も旦那さんにも、
「大好き^^、大好き^^」
と「大好き」の大安売り(笑)をすることがありますが、
「そういうの、いいから」
と言いながらも、やっぱり
ものすごく嬉しそう
なんですよ(笑)
知らない人にでも、
家族ならなおさら。
「エスパーじゃないんだから、
言わなきゃ分からない、伝わらない!」
ぜひ心がけてください^^