日本読書療法学会会長の寺田真理子さんの新刊
をご恵送いただきました。
「読書セラピー」とは、医療やカウンセリングにおいて、
本を読むことによって病気の治療を助けるもの。
本を読むと、ホッとしたり、元気が出たり、
優しい気持ちになったり、感動したりと
さまざまな感情が動きます。
さらに心の本を読んで、
書いてあることをやってみたら
気持ちが整ってきたり、
旅行小説を読んだら、
自分も旅に出ようと思ったりと、
心や行動を変えることもできるんですよね。
こちらの本では、読書セラピーについての
成り立ちや効果、他の国での使われ方、
さらに本の選び方や、
「こういう時にはこういう本」という
おススメまで紹介されています。
「たかが本」と思うなかれ。
アメリカでは図書館で本が処方されたり、
イギリスでは代替医療として政府が認定したりと
本のチカラは大きく認められているんですよ。
ちなみに、本が苦手でも大丈夫。
写真集や漫画だって同じ力をもっています。
本を読む効用は色々ありますが、
特に小説は、色々な人の心の動きや行動を知ることによって、
自分と対比して自分の深堀りができたり、
「そういう人もいるんだ」と思うことで
対人関係のヒントにしたりすることができます。
また、本が苦手だと、最初から1ページずつ、
時間をかけて読むことが苦痛だったりしますが、
飛ばし読みをしたり、途中でやめたり、
飛ばし読みをすることだってよい、
と知るとちょっとホッとするかもしれません^^
こんな時にこんな本、というので
「なるほど!」と思ったのが、
寺田さんがぎっくり腰の時に
助けられたという本。
ヴィクトール・フランクルの
なのです。
この本は、精神科医でユダヤ人である著者が、
強制収容所での出来事やそこでの思いを
綴ったものですが、
「この人の耐えたことに比べれば、
このぎっくり腰の痛みくらい耐え忍べるはず」
という思いを強くしたそうですよ。
漫画とかでも、
「登場人物が頑張っているんだから自分も」
と励みに思ったことはないですか?
本には大きな力があります。
私も著者として本を出していますが、
時折ご感想をいただくと、
その本が読んだ方の心や行動を動かし、
気づきや幸せの一助となれたことを知って、
とてもとても嬉しく思うことがあります(*^人^*)
スマホで手軽に動画を見られる時代ではありますが、
音や動きがないからこその
「行間」
を楽しめるのも本ならでは。
今こそ!本を読みましょう。
ぜひ
を参考にされてみてくださいね!
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