「日本の宗教観は、
<信じる宗教ではなく、感じる宗教>
である」
と言ったのは、宗教心理学者の
山折哲雄さんだそうですが・・・
まさに「今」、その宗教観を
誰もが取り戻す時期になのではと思います。
「偉大なる神」の言うことを信じるという一神教は、
ヨーロッパやイスラムを中心に
2千年くらい世界に浸透していました。
「これをしていれば救われる」
「これをしなかったら罰せられる」
というのは、
分かりやすく社会の秩序を守るためには
役に立つ考えですが、
だからこそ「人に依存させやすい」、
つまり
「人を支配しやすい仕組み」
とも言えます。
だから、当時の為政者に利用されてきたという
側面もありました。
けれど、日本などの、自然崇拝にもとづいた、
太陽信仰や「全てに神がいる」という八百万の神、
という信仰は、
<生きるすべてをくれてありがたい>
と感じるからこそ生まれる感謝が
元になっています。
天候は人の意志では変えられません。
なので「人の意志による支配」はできないんですね。
だから人は、力を合わせることで、
自然の脅威に立ち向かい、
自然の恵みに感謝することになります。
そして最後は人も自然に還り、
また命を得て甦るという、
「人も自然の中の一部である」
という観念もあります。
「信じる」宗教は、トップダウンな支配系。
「感じる」宗教は、人も自然も一つ、
というものなんですよね。
そして現在。
2020年以降からこれからにかけて、
いわゆる「世界の支配層」の真実が明るみになり、
支配的な構造も崩れていくといいます。
すると「誰かの言うことを聞いていればいい」
というのではなく、
<自分が何を思うか、感じるか、どうしたいか>
を、それぞれがより一層明確にして、
それによって行動していくことが大切になります。
そして「同じ思い」の人たちが集うことで、
新たな社会の構造ができていくんですね。
だから・・・
人と比べてマウンティングしたり、
人と比べて自己卑下したりと、
「上下」にこだわっているのは
もう「古い」ということ(笑)
人を見たら、比較して一喜一憂するのではなく、
「では、自分はどうしたいか」
を明確にする材料にするだけ。
そして、
「だから自分はこれをやりたい」
と、自分の心が動くことを、
どんどんやっていけばいいんですね。
SNSを見て、
「あ!あの人が〇〇に行ってる!」
と知って、
「いいなぁ・・・」と羨ましく思ったら、
「でも私はあれでこれで」と、
できない言い訳を考える代わりに、
「できない」と思っている「怖れを手放し」て、
自分も「行きたい」と思うところに
行くためにどうしたらいいかを考えたら、
ワクワクするでしょう。
そうしたら、「あの人」は、
「自分とは別の、羨ましい人」ではなく、
「自分と同じように、お出かけを楽しむ人」という
<同士>にになるんです。
それぞれが「心ときめくやりたい」を
やることによって、
比較や羨みや分離がなくなって、
<一つ>になっていけるんですね。
それぞれが違って、
それぞれがやりたいことをやって、
それでいて幸せでいる世界。
それがきっと、「これからの世界」。
それは「縄文への回帰」とも言えるかもしれません。
だから・・・
日本にもともとある「感じる宗教」というのが、
これからの主流になるんだろうな、
と思う今日この頃です^^