認知症が気になる方に!『マンガ ぼけ日和』 | 恒吉彩矢子オフィシャルブログ「ときめき よろこび 宝さがし」

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高齢になってきた家族の言動に
「あれ?」と思うことが多くなってきたとき。

自分自身が「あれ?」と思うことが多くなってきたとき。

<認知症>

ということが思い当たるでしょう。

でも、「怖い」「すごく大変なこと」という
あいまいなイメージがあると、
病院に行くのも恐ろしいですし、

それを見過ごして症状がひどくなった時、
どう対応したらいいか分からないことで、
本人も周囲の人も苦しんでしまいます。

そんなときに・・・
漫画で認知症のことが分かったら良いと思いませんか?

 

『マンガ ぼけ日和』

 

 

は、原案が認知症専門医の長谷川嘉哉先生。

先生が臨床で何千人もの患者さんを見てきた、

・認知症の現実
・心構え
・対応方法
・最期についてのこと

などなどが、ベストセラーとなった
『大家さんと僕』の矢部太郎さんの
優しいタッチの四コマ漫画で知ることができます。

私は叔母が認知症なのですが、
この本で初めて知ることも色々ありました。

例えば、認知症の進行はゆっくりで、
7~10年は軽度から中程度の症状が続くのが一般的。

薬物療法やリハビリで、
この期間を10年に引き延ばせれば、
80で発症しても、悪化するのは90過ぎ。
ゆったり構えればいいとか。

また、薬を使うのが怖いと思う方も多いですが、
薬で症状を抑えることでかなり落ち着くとか。

そして、激しい周辺症状は、体力の低下とともに
1~2年で落ち着くというのも、
介護する側にとって少し心がラクになりますね。

あと、認知症になっても笑って過ごせている家族は、
「しっかりしてよ」などと
「これまで通り」を求めるのではなく、
「しかたないよね」と「ありのまま」を認めているとか。

なるほど!

また、物忘れが多くなると、つい
「今日は何日?」とか
試してしまうことがあるのですが、
答えられないと、いたずらに不安にさせてしまうだけ。

それよりも、「情報」を提供して、
「安心」させる、というのもナルホド!でした。

相手が自分のことを分からなくなっても、
「誰だと思う?」と試すのではなく、
「娘の〇〇」だよ情報を伝えれば、
不安になることなく安心して話ができるでしょう。

心配だから試してしまうのですが、
認知症の方は不安なんですよね。

料理などをやらなくなってしまうのも、
「作らない」のではなく、
難しい手順をこなせなくなって「作れない」。

そういうことも察して、
「ありのままを受け入れる」。

心に留めておきたいと思います。

また、認知症の周辺症状として、
「モノ盗られ妄想」というのがあります。

それも一番お世話になっている人に対して
言うそうなのですが、その理由というのが、

認知症の人は、色々なことが
分からなくなっていく自分がとても不安で、
だから一番頼りにしている人にいつも意識が向いています。

なので、嬉しいことも悲しいことも
すべてその人に結びつけてしまうのですね。

つまり、「お金を盗った」というのは
「あなたがいないと困る」の裏返しだと。

嬉しくない妄想なんですけれどねf^^;

あと、「最期」についても考えさせられました。

最期は病院で迎えるものと思ってましたが、
施設や自宅での看取りというのもあります。

入院をしたら必ず「治療」をすることになり、
それは当人にとっての「苦しみ」になることもあります。

「本人にとって一番良い旅立ち方」について、
自分の親について、そして未来の自分についても
考えさせられました。

ほのぼのとした漫画ではあるのですが、
気づかされることがたくさん。

そして涙腺を刺激されポロリも。

認知症について気になる方におススメですよ!

原案の長谷川先生のブログ
「転ばぬ先の杖」も学ぶことたくさんです!

 

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