麹菌とは？毒性がなく、相手を生かす〜〇〇人的な菌

こころとからだが生まれ変わる☆
発酵食・自然療法アドバイザー
桑田あやです。

発酵食と自然療法でこころとからだを整え、
本来のエネルギーを取り戻すためのお手伝いをしています。
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【麹菌とは？毒性がなく、相手を生かす〜〇〇人的な菌】

麹菌とは、カビの仲間です。

学名では、アスペルギルス。

種類によって、アスペルギルス・オリゼー（黄麹菌）やアスペルギルス・ソイエ（醤油麹菌）といった名称がついているのですが、この“アスペルギルス”、実は海外では毒性のある菌と思われています。

でも、同じアスペルギルスでも日本の麹菌は毒をつくりません！

毒性のないカビ

そもそも、カビというのは毒性のあるものが多いようですが、日本の麹菌には、なぜかカビ毒を出す遺伝子がないのだそうです。

さらに、麹菌は毒をつくらないどころか、私たちに様々な恩恵をもたらしてくれます。

麹菌がかかわってできる発酵食は、

味噌、醤油、日本酒、みりん、酢、醤、甘酒、焼酎。

それに枯節まで。

麹菌なくしては和食は成り立たないというくらい、日本の基本の調味料のほとんどは麹菌がかかわって発酵してつくられたものです。

相手を生かす麹菌

麹菌の最大の特徴は、そこに関わるものの良さを引き出すという点。

例えば、味噌の材料の大豆は生命力の強い種子であり、外敵から身を守るためにそのまま食すと毒素を出すと言われていますが、麹菌が関わって長い年月をかけて発酵させることで、吸収の良いタンパク質に変質したり。

もっと短いスパンで見ても、魚を1日麹に漬けておくと、身は引き締まってぷりぷりになり、うまみが増して、そのままいただくよりもはるかにおいしくなって栄養価が増したり。

甘酒などは、ご飯と水に麹を加えて仕込むだけですが、もともとご飯には存在しなかったありとあらゆる栄養素を生み出して、甘みやうまみも生み出してくれるという。

日本酒に至っては、ご飯と水だけであれほどフルーティーで口当たりの良い上品なお酒に仕上げてくれる。

これはもう魔法のようなものです✨✨

麹菌がきっかけとなって様々な微生物たちが働いて、そこに関わるもののよさが引き出される。

そんな魔法のようなことを引き起こしてくれるのが麹菌の良いところ♪

「調和を大切にして、他との共生を図る」

なんだか日本人的な菌と思いませんか？＾＾

最強の分解能力

日本人的な菌、というとややおとなしいような、力強さに欠けるような気がするでしょうか？

いえいえ、そんなことはありません。

麹菌は実は、人間にとって有益な微生物の中で、最も分解能力に長けたカビと言われます。

分解スピードもそうですし、1000種を超えるという膨大な種類の酵素を持ち合わせていることから、ありとあらゆるものを分解できるという。

和食の奥深さや繊細さの秘密は、こんな麹の分解力にありそうですね。

麹を通じて、日本人の精神性を知っていく。

麹を通じて、日本人の誇りを取り戻す。

みそキッチンではそんなことを大切にしています。

麹への思いはまだまだ書ききれませんので、またあらためてご紹介させてくださいね＾＾

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