出産回顧録② (入院~陣痛室) | 病気に負けんとママになろっ! (妊婦編)

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子宮頸がんを克服し、不妊治療を経て、とうとう妊娠することが出来ました。

出産回顧録の続きです。


NSTでかなりいい感じの陣痛が来ていることが判明し、入院をしました。

診察が9:00からの為に、病室で待つことに。


2人部屋に通され、パジャマに着替え寝て待つことになりました。

隣のベットには既に先客が。

カーテン越しに顔も見ないまま、お互いに自己紹介。

彼女も夜中に破水して病院にやってきて、現在陣痛待ちだとか。 

明るい彼女とのおしゃべりにしばし陣痛を忘れるも、波がやって来た時はしゃべってられなくなってきた。


8:00になって朝食が運ばれてきた。 この頃、陣痛間隔は5分。

食欲はあるので痛みと痛みの間に食事をする。

陣痛がやってくると、ベットで横になり痛みに耐える。 

フゥフゥと息遣いの荒い私に、隣の彼女が「がんばって~」と励ましてくれました。


9:00 診察。

診察室まで歩くのもイタタタタ。

内診台にて助産師さんに確認してもらうと子宮口は、6cm。 

旦那さんを呼んでと言われて、メール。 ベットに戻り妹にもメール。


旦那到着後、同室の彼女に「いってくるね!」と別れを告げて、荷物とともに陣痛室へ移動。

ベットとソファーと変な形の椅子(クリックマッサージ屋にあるような椅子)があった。


術着に着替えさせられて、看護婦さんに変な形の椅子に座るように促される。

座ってみたけどこの体位はイマイチ・・。


と、思ったら猛烈な吐き気が!

慌てて旦那が近くにあったゴミ箱を差し出してくれ、朝食を全てリバース。

後から聞いた話だが、リバースも陣痛が強くなると現れる症状の一種だとか。


陣痛が無い時は全く平静で、旦那と会話。 「誰にメールした~??」とか。

友達や妹にも、「今、陣痛室!がんばるよ~」とメールを送れるほど。


ただひとたび陣痛がやってくると痛いのなんの。

痛いのはお腹と腰。 生理痛のひどいのと言った痛みで、未知の感覚ではない。


痛いので変な椅子からベットに転がることに。

旦那が熱心に腰を何度もさすってくれる。 腰をさすってもらうとすごいラクになった。


あと、役立ったのは後輩が贈ってくれた’アロマピロー’

羊の形をした小さなぬいぐるみのなかに、ラベンダーのサシェが入っていて、

辛い時に鼻にあてて香りを嗅ぐと気分が和らいだ。 

これから出産の皆さんにはオススメです。


ほどなく痛みは腰からお尻へ。 今思えば赤ちゃんが下がっていってたんだろうね。

11:00 再び子宮口の開きを見るために診察室へ。

あら?歩くのがめっちゃしんどいんですけど・・・。 フラフラ。。。


看護師A 「もうちょっとやね~」 看護師B 「ほんまやね~」

 

私 「後どれくらい? 何時くらいに産まれる??」


看護師A 「私は14時くらいと思う。」 看護師B 「私は15時かなぁ。」  。。って。クイズか?!


あとまだ2時間も3時間も掛かるのか!! 

今にも生まれそうな痛みと本人は思ってるんだけど。


また陣痛室のベットに戻り、痛みに耐える。

旦那が痛みの度にお尻の穴を服の上からギューっとゲンコツで押してくれる。

これがめっちゃラクになるのでいつまでも押していて貰いたいんだけど、

だいぶ力を使うようなので、旦那に申し訳なくなってきた。


隣の陣痛室からは犬の遠吠えのようなうめき声が。 

「わぁ~~~~~~~~~~~~~~ん」 「あぁーーーーーーーーーーーーーーーー」


余りの声の大きさと長さに旦那と二人で笑ってしまう。

助産師さんからの情報によると、お隣の妊婦さんは陣痛が3日目らしく。 そりゃ大変だよね。


12:00前に昼食が運ばれてきたが食べることは出来ず。

再度子宮口の確認をして、いよいよ分娩室へ歩いて移動。 

この頃になるともういきみたくて我慢するのに必死でした。


つづく