稼ぎを忘れた日本人

 

およそ30年続いた成長なき日本

デフレというのはほんとうに恐ろしいものでありまして

物価上がらない、下がる

給料も上がらない

 

それに慣れてしまった日本人

 

特に就職氷河世代(小生の子どもたちはその世代)は社会に出てから「物価は上がらないもの」「給料もそんなに上がらないもの」ということがしみついてしまった

 

物価2%上げると政府はずっと言ってきたが実現しなかった

 

ようやく今のように3%上がると物価高いと言い

 

政府、いろいろな政党も物価高対策としてやらなけりゃいけないと言い

 

どこか変だと思いませんか?

 

モノの値段が上がるということは付加価値も増えるわけでありまして

 

コメなど典型だが、コメ価格が上がれば生産者も関連業界、企業も付加価値増えて潤う

 

大消費地から地方へお金が循環するのだ

 

日本国内でお金がまわることが一番よい

 

原油や天然ガスのような日本に無いものは需要を減らすことが国内経済にとってよいのだ

 

 

物価上がり、会社は売上利益増え、給料上がり、消費にまわる

 

日本は貿易で食べていると思っている人多いが、実際はGDPの2割に満たない

 

日本は内需で経済がまわっているのです

 

 

錯覚とは怖いものですね



経済を回しましょう!



 

 

 

振り回されました!

 

なんのことかって?

 

随意契約の備蓄米取り扱いのことです

弊社では直接備蓄米購入しませんでした

得意先の大手通販会社が1万トン!申し込み、その精米袋詰め輸送について一部協力させていただきました

4か所精米工場用意しました

 

政府が大手小売り企業に玄米のまま売却

精米・袋詰めは委託で行う

その際には米袋制作しなくてはいけないし、販売計画も立てなくてはいけない

6月に動き出し、7月に入りようやく玄米が入るようになり、7月後半から本格的に注文取り販売する予定

 

でありました・・・

 

ところがどっこい、精米工場に搬入する玄米が入らない

注文してあり、予定しているにもかかわらず

原料玄米が入荷しないのであれば進めようがありません

 

なにせ、1万トンを精米したらおよそ9千トン

5㎏にしたら180万袋です

10トントラック900台分出荷することになります

 

それを8月末までに販売して欲しいというのが国の要請


 

委託精米を受ける工場は出来た製品を輸送するために運送会社に手配を入れます

 

ところが、玄米入らないので出庫も出来ないのでトラックキャンセルすることになります

運送会社というのは片道運賃しか請求しません

「帰り荷」を探し、それを同業者の中でまわしながらやっているわけです

片道の荷が無くなればどうなるか?

運送会社に損害発生します

 

依頼元の責任でしょうか?

 

政府備蓄米出荷、注文捌けないのです

倉庫会社の倉庫の中で「メッシュ検査」というものをやるのですが、それが間に合わない

カビ対策ですが、ほぼ意味ない

万が一ということでやっている


 

それに、インターネット通販で予約取っているが、それを送れない


担当する人達は連日長時間対応に振り回されました!

 

依頼先、取引先、関係先に迷惑かける

消費生活者のお客様にも迷惑かける

 

 

とんでもない迷惑だし、信用問題になります

 

 

大手通販企業が出した結論

 

以後、備蓄米精米販売は取りやめる

 

 

出来るわけがない無理な計画だったわけです

 

 

絵に描いた餅になりました


米袋も大量に残す

 不良在庫になる

 

農水省、どこまでわかっているのでしょうねぇ



随意契約備蓄米、50万トン売却予定だがかなり売れ残すと思います



高くても新米食べたい消費生活者多い



 

 

 

 

コメの業界新聞にコラム連載しています

 

2011年からだから14年になる

月1の掲載

 

237ページの単行本で出版もしました





 

今回のもので第196回目となりました

 

 

「儲ける人はいるが 儲かる商売はない」





 

 

ラーメン屋が儲かるか?

 

儲かっているラーメン屋もあれば赤字で苦しいラーメン屋もある

 

コメ価格あがり儲かっているところもあれば、価格転嫁出来なく倒産したところもある

 

 

そうです、

 

 

儲かる商売はないが、儲ける人はいるということ

 

 

 

打つ手は無限です!

 

 

 

今回の参議院選挙

 

自公はひとり2万円給付する

 

野党は消費税減税のオンパレード

 

社会保障費高すぎ

 

医療費削減の維新の会

 

ガソリン暫定税率廃止

 

 

どれも国民生活にはプラスなのでよいのだが

 

 

大事なこと忘れているのでは?

 

 

税金や社会保障も稼いだ中から支払う

 

 

なにが大事かといえば「稼ぎ」を増やすこと

 

 

たとえは古いがネズミを捕らない猫みたいなもの

 

 

かわいい猫だけではダメなんです

 

 

 

国として国民生活が豊かになるよう産業政策を立てて、競争力高くなるよう支援する

 

 

食べることは命守ること

食糧の国産化進める

 

小生云うところの経済循環

 

国内でお金が回れば豊かになるのです

 

お米はその象徴的なものです

 

 

日本人が忘れかけているのではなかろうか?

 

 

稼ぐということを

 

 

 

 

 

 

 

稲が穂を出す時期のこと

 

出穂期(しゅっすいき)と云います

 

各地でそういう時期になっています

この時期に稲は水がたくさん必要

 

30度以上の真夏日というのは涼しいほうで

35度以上の猛暑日が普通になっている

 

その気温で雨が降らないのだからたまらない

 

ダムの水、ため池の水、川の水

 

どんどん枯れていて

 

 

地域により地形により水路変わりますが、水が足りないところがどんどん増えている

 

取り組み先の生産者に電話していろいろ情報聞いています

 

 

主食用米の生産面積増えて生産量も増えるということだが

 

この高温+渇水で状況変わります

 

収量の面、そして品質の面

 

おととし、令和5年産の玄米から白米にする際の歩留まりの低さには本当に驚いた

それだけで数十万トン不足しました

 

 

雨が欲しい・・・!

 

 

 

正式には連続テレビ小説というのでしょうか

 

一般的には朝ドラとも言いますでしょうか

 

朝ドラは半年ごとに新作になります

東京と大阪で交互に担当するそうです

 

 

ヒットする、人気出る作品もあれば、こんなはずでなかったと視聴率上がらない作品もあります

 

ただいま放送中の「あんぱん」は久しぶりによい感じ

 

録画予約しています

いつでも都合のよい時間に観れるように

 

実在の人物をモデルにして物語を作ってゆく

 

 

時代背景は大東亜戦争前後含めて


 

戦後となりようやくたかしとのぶが結ばれることに

 

 

あと2か月と少し

 

 

残りも楽しみ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月も終わりに近づき

 

沖縄県石垣島の新米は6月から刈り取り始まり

弊社でも仕入れて販売しています

 

いよいよ本州というか、鹿児島、宮崎、高知、千葉も始まった(始まる)

 

メディアは古古古米の備蓄米5㎏2千円のコメ含め平均小売価格下がったと報道しているが

6年産銘柄米は足りないので下がりません

スポット取引の仲間相場は5万オーバーの異常値からは下がり、それでも3万前後(玄米60㎏税別大型1車単位)している

 

7年産概算金6年産より大幅に上げている

 

早場ほど高値

 

取引価格がどの程度で落ち着くか?

 

JA概算金23000円(税込)で取引価格25000円、26000円(税別)くらいで落ち着けばよいと思うがまだわからない

 

3万オーバーになると、㎏341円の関税払っても輸入米の方が安いとなり入る可能性高い

そういうこと避けたいので

 

業界としては25前後で落ち着くのが平穏と思っているが

 

こればかりはわからない

 

一番の懸念は・・・・

 

高温障害による収量低下、品質低下です

 

R5年産はそれで新潟コシとか1等米比率数パーセントというひどい状況でした

 

R7の気温は5年とは比較にならないほど高い

 

北海道でも米産地は高温にさらされている

北海道の米品種は登熟期間が短い

短い夏にちゃんと登熟する品種なのだ

連日30度以上、35度になるというのは想定していない

9月中旬からか刈り取りが普通だったが、昨年は1週間前後早く、今年はどうやら2週間くらい早くなるとか

8月末から入るとか

 

 

随時契約の備蓄米は出庫が停滞していて

8月中の販売とか100%無理ということが判明しました

WEB販売は注文は8月中で発送は9月末までという売り方を開始したところもある

店頭販売も9月まで延長するか?

あるいは引取出来ないのだからその分キャンセルするか?

ということになる

 

新米は5㎏3000円以下はたぶん無理

3500円前後

 

高級米は4000円以上だろう

 

 

全農が入札で購入した備蓄米31万トンは1年以内に同量備蓄米として政府に売り渡す約束がある

 

それらを含め、7年産の生産者価格、卸価格、小売価格、もちろん一律ではないが、まだまだ現時点では混沌としている

 

 

 

何度も云いますが、

 

 

個別の取り組み、経営戦略は別であります

 

 

 

歩くという運動がとても体によい

 

階段となれば、膝痛めていたりすれば厳しくなる

 

わたしの会社のことですが、1階は店舗、倉庫、精米工場、

2階は一部工場の吹き抜け、そして倉庫、休憩所

3階が事務所になっています

 

エレベーターは貨物用がありますが、人間乗れない

 

上がるも下がるも階段ということになります

 

 

1階から15段で2階の踊り場へ

2階から3階まで15段

合計30段の階段ということになります

 

 

この30段の階段をなんとも思わないかどうか

 

どうやらその辺りが境目というか

 

 

足に自信なかったり、30段上がるだけで息があがるなど

 

なので、事務所に上がらないで済むよう電話かかってきてようするに降りてきて欲しいという人もいます

 

 

わたしはおかげさまで30段の階段なんとも思わない

 

 

教えていただいたことは、

 

 

階段を見たら感謝しなさいと

 

 

運動ができることに感謝

 

 

30段の階段が嬉しいものになりました!

 

 

ブランドとはなんでしょう?

 

 

世界的なブランドという誰でも知っているもの

たとえば、

 

コカ・コーラ

マクドナルド

 

ルイヴィトン

 

会社名のブランド

 

商品名のブランド

 

店名のブランド

 

いろいろあります

 

 

そう、あなた個人もブランドなのです

 

 

ブランドを磨く

 

 

ブランドというものをもう一度見直してみてください

 

 

 

AIに聞いてみましょう

 

 

 

わたしがいつも不思議に思うことがあります

 

農業の後継者問題

 

これって言葉として日本語として変だと思いませんか?

 

商業の後継者問題

 

工業の後継者問題

 

そういうこと聞いたことありませんね

 

 

農業と一括りにしていることがそもそもおかしい

 

野菜でも栽培する種類により全然変わるし

果物にしてもたくさん種類あるし

米という水田作物

麦、大豆、蕎麦など畑作のものもあるし

 

 

農業といっても経営形態は多岐に渡るわけでありまして

 

業種でなく業態が大事です

 

 

農地が必要ということはあります

 

 

規模が小さくても設備投資はいります

 

 

個人経営か法人経営か

 

それにもよりますが、わが家はどうなっているのか、

わが社はどうなっているのか

 

 

まずは、

 

損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/S)を勉強しないといけません

 

損益計算書というのはある特定期間の損益を表したもの

12か月1年、あるいはひと月分など

 

貸借対照表というのは過去の集積でありまして

経営者の通信簿とでも言いましょうか

 

特に大事なのはB/S(バランスシート)です

 

 

右と左のバランスということ

右下に純資産というものがあります

ここがプラスかマイナスか

 

 

農業やる人もまずは決算書読めるようになって欲しい