ぐりです
3年連続決勝進出のガクさん(眼鏡をかけた方)と川北さんの
コンビです
前回はボケとツッコミの声量が逆ではないかと松本人志さんに
言われておりましたが、今回はどんな感じでくるのか、
ネタ披露楽しみでした
内容は、文章のみだと分かりにくいかもしれませんが
良ければお付き合いください(以下敬称略)
川北(ガクの方を指さして)
「これアフリカのオラクルっていう人形なんですよ」
ガク「違いますよ!呪物のコレクターと呪物じゃないんで。
真空ジェシカです。」
呪物と言われてもそんなに馴染みのない言葉だったので、
一瞬、ん?・・と思ったのですが、何となく雰囲気で
理解でき、そういうボケか~と思いましたが、会場は
なかなかウケていた印象です
川北「最近休みの日はB画館ばっか行ってて、A画館高くて、
C画館まで行くと客層が悪くて内容入ってこなくて」
ガク「ちょっと待って、ABC画館ってこと?」
川北「そっから?お前、ズィー(Z)画館から勉強してこい」
ガク「ゼット?一番下ってこと?」
川北「ん-まぁ下って言うとあれなんだけど・・」
ガク「配慮がいるかどうかわからないぃ」
言われてみれば、ローマ字で表現できる映画館
言葉遊びを使ったネタですね
ガクさんの、配慮がいるかどうか分からないという、
ツッコミが確かに!と思わせる、面白さがありました
川北「あれなんだけどね、やばいこと言ってるから、
じゃあ教えてやるから。
ここが、ズィー(Z)画館だとして」
ガク「ここが。」
川北「あ、そこはY画館。」
ここから漫才コントが始まる。
川北「(歩いていて人とぶつかり)いてぇな、コノヤロー!
(両手を使って喧嘩を表現し)まぁまぁ(と仲裁)」
ガク「手の喧嘩を顔が仲裁してる。客層やば、ココ」
川北「(ブォンブォンブォン、ボン!)はい、もしもし」
ガク「エンジンのスマホ使ってる!」
エンジンのスマホ!何だか斬新なボケだなと思いましたが、
ガクさんのツッコミでより理解できるので、ツッコミの
声量はこれで良い感じな気もしてます
川北「(ガクに向かって)すみません、
ドラ泣きしてるとこすみません」
ガク「してません。ドラえもん観て泣いてないです」
川北「館長のムービー勝山です」
ガク「ムービーさん?どうも。」
川北「楽しんでってください」
ガク「ここっていつもこんな感じなんですか?」
川北「(左の方を指さして)売店で聞いてください」
ガク「あ、左へ受け流された!右から質問しちゃったから」
ムーディー勝山さんがここで活かされるとは
なんだかちょっと嬉しく懐かしい感じでした
ガク「あ、また怖そうな人きたな~ 」
川北「あの方は先日、
ズィー(Z)務署から出所したばかりなんですよ」
ガク「どんだけ悪いことしたら、K務所じゃなくて、
ズィー(Z)務所行っちゃうの?」
川北「確定申告終わった~」
ガク「税務署だった!ややこしい言い方するから」
ちゃんと税務署入れてくる辺りも何か良い感じです
川北「(拳を見せながら笑顔で)ぶん殴っていい?
気をつけろよ、俺、後科2犯だから」
ガク「これからやる犯罪2つ?前科より立ち悪いって」
川北「ズィー画館 監督のニヤ崎駿です」
ガク「ニヤザキ?」
川北「お前らをどう殺すか」
ガク「君たちはどう生きるか、ね」
川北「どう殺すかだよな~」
ガク「本人も言わないよ、どう生きるかだよね~とは」
川北「7億人の侍」
ガク「クローン澤 明だ。
しょうもないからクローンだから多いみたいな」
川北「三谷 後期高齢者です」
ガク「もうラジオネームじゃねぇか、
なんだ三谷後期高齢者って」
ボケの連発面白かったです
特に、三谷後期高齢者からの、ラジオネームじゃねぇか!
が好きでした
川北「まもなく上映いたしますので」
ガク「始まるんですね、ようやく」
川北「ズッチズッチ、ズッチ」
ガク「映画泥棒のやつ?」
川北「ピピピピ、ピーピーピー」
ガク「映画泥棒が勝った!
え、そんな映画あっちゃいけないんだよ!
そんな映像流すな、オイ!」
映画泥棒~!確かに映画館で映画を観た事がある人は誰もが
知っているあの映像!
そこを切り取って面白くしてくれるとは
川北「それでは、新海 嘘 監督作品、
君の名前はなんだろな~feat.青山テルマエ・ロマエ
27倍速」
ガク「変な映画を変な速さで!
せめて普通の速さでズィー(Z)画自体初めてだから。
(しばらく川北さん演じる映像が流れて・・)
倍速で良かった、ずっと名前を考えるだけの時間だ。
普通の早さじゃ観てらんないこんなの。」
(川北さん手でフィルムを回し始める)
ガク「ロードショーのおじさんの負担が凄い!
いまだに手まわしで」
川北「(観客の一人として感想を言う)面白い作品ですね!」
ガク「あ~、こういう客もいた~」
どうもありがとうございました~。終了。
真空ジェシカらしい、川北さんのトリッキーなボケ数は
凄かったです
ただ、ガクさんのツッコミが必須で、やはりツッコミワードが
あっての笑いが起きることが多いので、ボケが高度というか
トリッキーで少々分かりにくいこともあったかもしれません。
特に、川北さんのワードを聞き逃してしまうと、ん?と思う
時間が増えてしまいます
そういった意味で、ここは聞き逃すなというワードの部分は
川北さんの声量を大きくした方がいいのかもしれませんが、
そうすると自然な会話に聞こえにくそうですし、今は今で
成立してますから難しいですが、試しに川北さん大きめの声
バージョンも観たいとは思います
さて、審査結果は、大吉さん95点、富澤さん93点、
松本さん92点、塙さん、ともこさん、礼二さん91点、
邦子さん90点で合計643点。この時点で5位でした。
コメントで大吉さんは、
「オリジナリティや新しさを今年は審査対象にしてるので、
このネタは二人にしかできないと思うし、ただのギャグの羅列
に見えるかもしれないが、ちゃんとガク君が要所要所で
ストーリーに漫才に戻すところは上手いと思った。」
とのことで、今回の自身の審査対象を教えてくださりそういう
審査基準にしてたんだ~と突然知ることになりました
真空ジェシカの2人もかなり真面目にコメントを聞き、
褒められたところでは「ありがとうございます」と
礼儀正しく、控えめにお礼を言いながら受け止めていて、
今田さんとのやり取りでも突拍子のないことを言っていた
割に、突然めっちゃ真面目だったので、ちょっと面白かった
ですが、真剣に漫才に向き合っていることが凄く伝わって
きました
塙さんは、
「映画泥棒に勝ったのが今日いち、沸いてたくらい、
好きなボケでしたね。普段一緒に仕事するので、もっと
訳わかんないネタをやってもらいたいとも思った。」
とのことで、M-1向けに大衆受けするタイプのネタ
を選択しているんだな。本当に優勝狙ってきたんだろうなと
感じましたが、ランジャタイやトムブラウンのように
インパクト大の真空ジェシカワールドめちゃ強めのも
観てみたいと思いました
富澤さんは
「ボケが高度なので、僕はヤーレンズのくだらない方にハマって
しまったのでこの点数」
とのことで、納得共感です
正にボケが高度で単純明快とはいかないので、以前巨人師匠が
漫才を観る方も勉強しないとついていけないというようなこと
を言っていたのを思い出しました。
松本さんは
「笑いって遠近感だと僕は思うんですね。
去年の真空ジェシカは遠すぎたけど近すぎてもダメだし、
今年はちょうどいい距離感だと思ったんだけど敗退か~。」
とのことで、毎回まっちゃんは笑いのイロハを色々例えてくれ
ふむふむと勉強になるコメントをしてくれるなと感じながら、
松本さんにはちょうど良かったが、他の審査員の点もイマイチ
伸びなかったので、個人的には納得の点数でした。
真空ジェシカのネタはM-1 2021が一番面白く感じました
その時は1日市長のネタだったので、十進法など
分かりにくいところはあったのですが、店番のおばあちゃんが
助けてと言っているとか一日市長の襷は駒沢大学箱根駅伝の人
に間違えられるとかが個人的にハマった感じがあり、やはり、
ガクさんのツッコミで笑えました
もうかなりの実力派で、来年も決勝進出期待できる
と思いますので、今までのネタを超える
破壊力爆発力のあるネタで驚かせてほしいです
本日もブログを読んでくださってありがとうございました