ぐりです
山本文緒さんの小説で、以前から気になっていたので
読もうと思っていたところ、2023年12月にドラマ化される
とのことで、ドラマは録画しておいて、原作をを読んでから
ゆっくり観ようと思った作品です
内容は、東京で一人暮らしをして、アパレル会社で働いていた
おしゃれ大好きなアラサー女子の都(みやこ)が母親の
体調不良により仕事を辞めて実家暮らし、非正規社員、独身
という状況になり、仕事・結婚など今後どう生きていくか・・
というストーリです
まず、本の方は意外と分厚くて結構読みごたえがありました
都の女友達2人
・頑張って婚活して結婚した子
・正社員で働いていて年上の彼氏がいる子
との女子会もあり、
あ~こういう感じあるな~という描写で、
ビシッと都へ自分の正論をアドバイスする既婚の友達と
しっかりと話を聞いた上で都に寄り添う形で助言する友達
がいて、意見を押し付けてくる友達だけでなく、
寄り添ってくれる友達がいて良かったなと思いました
とはいえ、結局は悩み苦しみながらも、自分で考えて
選択をしなければいけないわけで、日々暮らすというのは
選択の連続だなとしみじみ感じました
その他にも心を動かす男性の登場人物が何人かいて、
容姿の事や女性に対する男性からの目線なども絡み合って
事件も起きますが、現実としても往々にしてあることだと
思いましたので、どういう決着にするかも気になって
この先どうなるのかなと気になってどんどん読み進められる
ことができました
ドラマの方は三週にわたって3話完結でやるということで、
どこまで描くのかなと思いましたが、本を読んですぐドラマを
観たので記憶が鮮明過ぎてセリフも同じところが多く展開も
分かっているので楽しさは半減した気がします
もう少し時間をあけて観た方が良かったのかな~と
今後そういう作品があった場合の迷いどころです
ただ、3話にまとめるには削るところや設定変更もあるので
やはりオススメするとしたら原作本を読む方ですね
そして、私の心に残った言葉は、原作通りにドラマにも
そのままのででてきた、母親から都へのセリフで
「そんなに幸せになろうとしなくていいのよ。
幸せにならなきゃって思い詰めると、
少しの不幸が許せなくなる。」
というのもので、確かに周りの人がキラキラに見えて
自分も幸せになりたいって思う事は誰にでもあると思う
のですが、あんまり思い詰めるとちょっとした事で
心が折れやすくなったり脆くなっちゃうなと共感したので、
マイペースに自分なりの幸せを感じて穏やかに楽しく
生きていければ良いよなぁって改めて感じました
もちろん、幸せになろうとたくさん行動したり自分なりの
努力をすることは良いことだと思いますが、それに囚われ
過ぎないようにね。と忠告してくれているように思えて、
何だか心に響きました
また、ちょうど今、観ているドラマで
「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」
というのがあるのですが、その中でも自分なりのお守りや
その場を楽しむ力、辛いことを乗り越える方法などがあって、
そういうものを私自身もたくさん見つけていきたいなと
思っていたので、少し重なりました
題名はインパクトのありすぎるドラマですが、
結構気に入って楽しく観ています
本日もブログを読んで下さってありがとうございました