「ビブリア古書堂の事件手帖」第11話【最終回】〜/剛力彩芽、安田成美を振り切った! | どら☆ぶろ〜テレビドラマ感想ブログの決定版

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フジテレビ系
月曜 21時~


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剛力彩芽、安田成美を振り切った!
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剛力彩芽はビブリア古書堂でやって行くっぽいです。

◎あらすじ(ネタバレあり)
直美(横山めぐみ)から渡された鍵の中身が母・智恵子(安田成美)に盗まれたと思った栞子(剛力彩芽)と大輔(AKIRA)。
急いで依頼主であり、政治学者・鹿山の愛人だった来城慶子(高樹澪)と邦代(松田美由紀)の2人の姉妹に事情を話し、金庫の暗証番号と暗号を解読しようと「ビブリア古書堂」に戻る栞子。
すると、古書堂の店には智恵子が座っていた。
金庫の生身を「乱歩の”押絵と旅する男”の初版原稿だ。暗号解読に協力するなら金庫の中身以外は分けてもいい」と栞子を挑発する。

その後、少年探偵団シリーズの保管場所に疑問を持った栞子は急いで鹿山家に向かうが、そこには金庫の鍵を手にした智恵子がいた。
古書堂での会話で栞子の口から情報を引き出していた智恵子は直美の静止も聞かずに金庫の中身への執着を見せつける。

急いで来城家に向かった栞子と大輔はそこで乱歩のコレクションの「二銭銅貨」から暗号文を手にする。
暗号文を手にした栞子は智恵子に「暗号文を手にした。暗号を解読するのに一晩鍵を渡して欲しい。中身は要らない。ただ自分の手で中身が見たい。鍵を渡さないなら慶子が暗号文を持って家を出る」という栞子に鍵を渡す智恵子。
大輔が乱歩コレクションの「二銭銅貨」をいじる中で、その年号からヒントを得て暗号を解読した栞子。金庫の中には知恵子の言っていた「押絵と旅する男」の初稿らしきものが入っていた。

金庫を無事に開けた栞子は邦代のお願いで「慶子を1人にして欲しい」と言われて、部屋から退出する。しかし、大輔が本棚で見つけた本から「慶子と邦代が実は入れ替わっている」と気づく。
慌てて本当の慶子を追いかけた栞子は大輔と一緒に慶子に話を聞き出す。
そこで、慶子が持って逃げたものが乱歩の初稿ではなく、生前推理小説家を目指していた鹿山は慶子を小説の登場人物に見立てた小説だったと言い、慶子は「作品と一緒に乱歩の世界を旅する」と旅に出る。

その原稿を渡して慶子と別れた栞子と大輔。そこに智恵子が現れる。
智恵子は「慶子が持って行ったのは鹿山の原稿と乱歩の初版の融合版だ。慶子の行き場所は想像がつく。慶子に原稿を読ませる時間くらいあげてもいい」と言い出す。
慶子に騙されてショックの栞子に更に智恵子は、
「私が10年前に家を出た理由は本を探すためだ。一生かかっても探せないかもしれない本だけど、それでも探す。来たいなら一緒に来なさい。”押絵と旅する男”の原稿を手にしたら私は海外に出る。今なら栞子も私の気持ちがわかるはずだ」と言う。
栞子は「10年前はなぜ自分たちの元を去っていったのか恨んだが、今ならあなたの生き方が分かるから止めない」と返す。
智恵子は最後に「慶子の居場所なら想像がつくでしょ。来るなら追って来なさい」と言い残し、去る。

その場に居合わせた大輔は「栞子が去ってしまう」という不安にかられ、帰宅後自室で本を開くが、やはり本を読むことが出来ない。

翌日、ビブリア古書堂に行った大輔はテーブルの上の開いた本と飲みかけの紅茶を見つけ、「栞子は去った」と思うが、少しして店の奥から栞子が出てくる。
そしてビブリア古書堂は今日も開店するのだった。



◎剛力彩芽、安田成美を振り切った!

◯おもしろポイント
剛力彩芽、安田成美を振り切った!
番組最後で、10年前に失踪した理由を語り出した安田成美(智恵子)。
「本のためなら何でもする」と評判の通り、本を探しに家族に何も告げずに出て行った安田成美。
その安田成美が剛力彩芽(栞子)を誘った。「一緒に本を探しに来ないか」と。
本が好きで好きでしょうがない剛力彩芽。
そして10年ぶりに再会した母は「もうすぐ海外に行く」と言う。
そりゃー、悩むし戸惑う剛力彩芽。
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とにかく「本そのもの」が好きな安田成美

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「本」と「本にまつわる人の託された想い」が好きな剛力彩芽

でも、剛力彩芽は安田成美を選ばなかった。
「本そのもの」が好きで「本のためなら何でもする」安田成美とは違い、
「本」と「本にまつわる人の託された想い」が好きで「手段は選ぶ」剛力彩芽だから。
(ま、あと古書堂やAKIRAや弟のこともあったのだろう)
純粋に「本だけ」に生きられる安田成美とそうではない剛力彩芽の別離が出た最終回。



◯ツッコミポイント
AKIRA暗すぎ!
安田成美(智恵子)から剛力彩芽(栞子)が「一緒に来ないか」と誘われるその場で同席していたAKIRA(大輔)。
「剛力彩芽ビブリアから出てくのかなー」と思い悩んで(恋だな~・笑)帰宅後真っ暗な部屋の中で悩み始める。
元々色黒のAKIRAが照明当てずに沈んだ表情でドアップで画面に映るから画面が暗い暗い・笑
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画面が暗い、このアップ!笑


◎雑感
ビブリアに戻ってきた剛力彩芽
原作がどうなるのかは知らないけど、「ドラマ」としてはまあ纏めた感のある終わり方。

気になったのは、安田成美のセリフ。
「私が10年前に剛力彩芽とジェシー(文也)を置いて出てったのは酷いと思うでしょうね。でも、あななたちなら大丈夫だと思った。だって私の子ですもの」というセリフ。
原作まんまなのか、抜粋なのか、オリジナルなのか、このセリフが唐突すぎて本の話からいきなりすっ飛んで「・・・?」状態。そしてその後剛力彩芽に「一緒に古書を探そう」と言い始める。
なぜこのセリフを入れたのかナゾ。会話の流れが「ドラマ」としてもナゾ。
なぜだ。。。
謎解き月9は「ドラマ」としてナゾのセリフを残して最終回を迎えてしまった・・・。