こんにちは、大内校です。
アンカリング効果という言葉を知っていますか?
おもに心理学の文脈で用いられる用語で、
「最初に与えられたインパクトのある情報が、のちの判断にまで影響を及ぼすこと」
をさします。
たとえば、
普段は1万円で販売している商品が、なんと今だけ900円と言われると、すごくお得な感じがしますよね。
これは、論理的には、1万円という価格が、自分の中での固定基準、船でいういかり(アンカー)となって、いるために得られる感覚のようです。
細かい定義はもっとあるようですが、ここでは省略。
私は昔、この言葉と犯罪心理学の勉強をしているときに出会いました。
少年時代にいじめられていた経験と、他人を攻撃する犯罪(暴行等)を犯すこととの相関性の研究だったと思います。
他人にいじめられ攻撃されたことがアンカーとなって、無意識に仕返ししてしまう。これも一種のアンカリング効果であと解釈したものでした。
特に少年犯罪にはアンカーとなっているものが存在する人が多い傾向にあるというもの。
ただ、研究に対する補足意見として、いじめられたことがあり、つらさが分かるからこそ優しくできるんだ!なんて意見もありました。
皆さんの判断基準として、脳に強烈に叩き込まれているアンカーは何かありますか??