日常、あまりかかわりのない人が夢に出てくると、なぜか不幸が起きる。




一応、科学の分野に足を入れてるので、予知夢や占いなど、科学で解明できない事に夢中になることはないが、この夢と不幸の関係はかなりの高さで当たってしまう…。




論理的に説明のつかない事であるから、真剣に人に話すことはないが、母親も同じような話しをよくしている。




昨晩は中学生時代に大変、お世話になった担任の先生が夢に出てきてしまった。



ご自宅に泊めていただいたり、特別に授業をしてくれたり、海外にいた時も励ましの手紙を何度もくれた。



この先生がいなければ横道にそれてしまったかも知れない…。



まさに恩師であり、とにかく大好きな先生で、最後にお会いしたのは22才で起業し報告をかねてご自宅に訪問させていただいた時…。



夢の中の先生は多少、老けてはいたが、昔と変わらないまま、畳の上で酒を酌みかわしながら過去を埋めるように今までを話していた。




先生、お元気ですか?




いつまでも…。




新人ユニット、初イベントステージで惨敗…。



実は一昨日までリーダーは吐血、嘔吐などで入院していて、サブリーダーは当日も高熱でステージに上がるまで嘔吐していた。



案の定、ステージでのダンスにキレはなく、歌のリズムも音程も狂い、笑顔も魅力なし…。会場の空気にのまれたままお客様を見方につける事なく、ステージを後にした。



見に来ていたプロデューサーは即座にメンバーの元に走る。



『今日のステージは最悪だ。君たちの体調にあわせてお客様が来ているわけではない。体調管理も仕事のうち…』、


さらに、『アーティストとしては新人なのだから、今までダンサーとしてコンテスト入賞してきたプライドは捨てなさい。その自信と意識が逆効果…』と、一喝した。




対して同じ事務所でライバルとも言えるユニットは前者と異なり、2曲めからは全く知らないお客様までを巻き込み会場を盛り上げ、めずらしくプロデューサーがほめるぐらいのステージだった。



彼女たちも極度の睡眠不足、体力消耗は著しいが、既に数ヶ月、数々の経験を積み、さらにはライバルが登場した事で磨きがかかり余裕のステージ…。



テレビ番組タイアップ6本と言う自覚と自己管理能力…。



そして理想と現実のギャップが激しい業界の中で、目標を実現する為には、今、何をすべきかを明確に理解し、ダンスや歌のスキル以外にも何が必要なのかを把握しはじめた。



歌やダンスが上手い人はたくさんいる。それよりも大切な事がたくさんある。




ひとつ壁の乗り越えれば次の壁が目の前に現れる。




いくつ乗り越えたかで位置が決まる。




諦め人生は常に甘えと言い訳で、適当なところで自分を無理矢理、満足させ心から納得する事はない。




目的意識が継続し夢の実現欲求があれば乗り越えられない壁はない。



逃げないこと…。



素晴らしき未来が待っているはずだ。
超売れっ子なら当然の話しだが、昨日は新人たちの顔つきを見て心配になった。



ライブの後、4人のプロデューサー陣を交え大人数での打ち上げが終了し帰宅したのは深夜…。


翌日も早朝から夜までイベントに参加し、次の日は日の出とともに別の仕事やオーディションに行き、夕方から練習をして、またイベントに参加する。



いつも元気な子たちが昨晩の練習後は沈黙だった。



笑顔に無理がある…。



少しだけでいいから休む事を指示すると『それは自分に負ける事になるから大丈夫です。疲れた顔をしてすみませんでした…』…。



今、右上がりになりつつある時期に体調管理、コントロールも仕事のひとつだが、それよりもステージを良くすることだけに集中し過ぎている。



若さで乗り切ろうとしているが顔つきを見れば、今、限界にきている雰囲気はわかるし、女子たちは体調コントロールを見失うと様々な弊害が出る。



一度、体調を崩すと元に戻るまで数ヶ月の期間を要する症状もあり、それは精神的にも影響し全てがダメになるケースも多々、見てきている。



甘やかせる事は言わない、言えないが、甘やかせる事と制御する事は意味が違う。



初めて感じる新人たちの限界…。



本人たちは身体がむしばまれている事には気づかないし、何を言っても聞かない、聞けないのだろうが、セコンドは選手の限界を感じたらタオルを投げてやる事も大事な役割だ。




ほんの数日でいい…。




休息…。




そしてまた完璧に…。




同時にこれらと比較して中途半端な人、そこだけに集中できない人が勝てるわけがない事を再認識した。