ピラミッド型に『上(激少)』『中(少)』『下(大量)』…。



最近、地下アイドルイベントを見る事が増えた。



上にあがるであろう完成度の高い子も中にはいるが、下はとにかくひどい…。



本人たちの事、そして楽曲クオリティーやステージをどうこう言うつもりはないが、常識的な部分、楽屋での態度は我慢の限界を超える。



芸能界に限った話しではないが、社会人として最低限の挨拶すらできない…。


時間を守れない…。


自分さえよければいい…。


リハーサルや本番の持ち時間を平気でオーバーし、倍ちかく延長している時もある。




大人数の地下アイドルが出演する場合、楽屋はせまくなるのだが、先に来た子たちが我モノ顔して占拠し、後から誰かが来ても、譲り合うとかの気はまったくない。



名の知れた先輩が楽屋に入れず廊下にいたりする姿は見ていて気分が悪くなる。



人のカバンの上に自分のカバンを置いたり、ひどい場合は人のカバンの上に平気で座っていたりする。



衣装や持ち物を机いっぱいに広げて、携帯電話の充電器が張り巡らせている。



会話の内容も…。




とてもアイドルとは言えない態度…。




ステージに上がると急に声質が変わりアイドル声を出し、満面の笑み…。



物販では別人に思えるほどだが、この子たちに群がりお金を落としているファンに全てをぶちまけたくなる。




当たり前の事だが、ピラミッドの上にいくほどキチンとしていて感心する子たちばかりになり、やはりステージもレベルが違う。




芸能人、いや地下アイドルだかなんだか知らないが、『人』として『女子』として大切なことがあるはずだ…。





今までを見て、選抜チームだけで仕掛けたくなる。





我慢の限界…。




マスタリングが終わり、プロデューサー陣らと飲んだ。



車移動の為、相変わらずのノンアルコールビール…。




11時間ほど一緒にいたが過去の事から将来展望に関して話しはつきない。




有意義な時間だった。





帰り道は首都高速…。



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お気に入りの曲はせつなくなる。




どこかに出かけたくなるが過去が邪魔をする。




あれから何年が経過したのだろう…。




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当時と同じ車…



同じ曲…



おなじ道のり…。



時に席をうめても心は…。


幾度となく振り切ってきたはずだ。



消去したはずの魔物が襲いかかり、いつかは精神が食い荒らされる気がする。



あれから何年…。




幸せならそれでいい、などと言う台詞は…。






生きる意味…。



自分たちは出来る…。



ダンス業界での数々の実績からアーティストとしてデビューが決定する前は自信に満ちていた。



ダンサーとしてのグッズ販売は製作数が即座に完売しカリスマ的な位置にもいた。




ゆえにアーティストとしてデビューが決まりグッズ製作をする際に、販売希望枚数を聞くと、通常の新人の約2倍~3倍を要求し、今までのダンサー実績から事務所はそれを了承した。




まだ正式なデビュー日までは数ヶ月あるが、デビュー月からのテレビ番組タイアップも決まっている為、既に4回ほどステージに立たせた。



一度目、二度目はド新人としては異例とも言えるライブチケット枚数をさばいた。




即戦力が求められている不景気な業界ゆえ、関係者はそれを評価したが客層を見ると、ダンサー関係の仲間たち…。




プロデューサー陣の意見は冷静で『まだまだアーティストとしては素人。身内の学芸会レベル…。最初のうちは身内が来てくれるけど、いつまで続くのか見物ですし、身内がいなくなってからが勝負です。』、と嘲笑していた。




二度までは三桁…。



連戦による三度めは一桁に落ち込み、四度めはついにゼロになった。



ダンサーとしては飛ぶように売れていたグッズの物販には人が並ばない。



何も売れない…。



ここから見ても三桁の集客はたいしたものだが、それはお義理であった事がわかる。




自信が不安に変わり、さみしさがこみあげてきたはずだ。




プロデューサー陣に叱られ意欲に満ちていた子が挫折感に変わっている。




過信とは本当におそろしいものだし、そんな意識がある以上、成長することはない…。



さらに…



あせりが出るからステージがギクシャクして会場の空気を自分たちに引き込むことが出来ない。



そして…



先にデビューしている子には物販に行列が出来、飛ぶように売れている隣りでポツンとしてしまう…。




ここからが勝負だ。




意欲が本物であるならば乗り越えられない壁はない。


壁の高さは自らの決意と本気度合いで低くなり、限界は自分が決める事であり、ヤル気のある者に限界は訪れない。



自分に課題を与え、自分の頭で考えて行動にうつし、『明日、ヤレばいい』と言う先伸ばしや『人がなんとかしてくれる』といった甘えの精神がなければ克服できない事はない。



結果が出ないのなら出るまで動く…。



最初はやみくもでもいいし、場当たり的でもいいからとにかく自らが動く…。



必死な姿は共感者、協力者を増やし願いをかなえる手助けをしてくれるはずだ。



過信せず、甘えず、自分を信じ行動すれば必ず出来るのだから…。