ひっさびさに、酷いことが起こりました。
いろんな意味で恥さらしだし、親として人としての振る舞いとして、いかなるものか。
炎上覚悟で綴ります。綴らずにはいられまい。
それは、日曜の夜の出来事です。
義実家に身を寄せていた先週末、日曜日は、おばあちゃんと義姉家族と、総出で御殿場のアウトレットへ行きショッピングを楽しみまひた。
夕方に義実家を出て、下北沢の駅に到着したのが18時半前。
明日は月曜日だし、チャッチャと夕飯済ませて帰ろうということになり、丸◯製麺が私のみの一票。
多数決により、残り五票の鳥◯族に敢え無く決定しました。
席に着いて早々、テーブル続き(つい立あり)の隣の席の若者二人のやかましさに、一同ゲンナリ。
男性二人なのだが、目立ちたいのか寂しいのか、はたまた売れないお笑い芸人の端くれなのか、
二人で話してるのに、まるで周りにも聞いて欲しいアピールが伝わってくる感じ。
店中に聞こえる大声で、笑うところが一つもない寒々しい会話が聞こえてくる、だけでなく、時折立ち上がり、つい立からチラチラこちらを覗いてくるのです。
「隣の人やだ...うるさい...。」あやたが言った。
今思えばこの時に、面倒臭がらずに移動するなりすれば良かったのだけれど、今となってはホニャラララ....。
そして珍しく大らかな雰囲気の夫が、
「いいよいいよ。楽しいんだよきっと。若いからさ。」
大目にみて許していました。
その後、さらに声が大きくなり、ヒートアップしてゆく二人組。
それでも我慢して沈黙を貫いていた我々。
すると、二人組のうち、つい立からよく覗いてきてた丸顔メガネの方が、笑うたびに飲んでるビールのジョッキの底をテーブルにゴンゴンゴンゴン打ち付け始めたのです...。
ふと夫の顔を見ると、明らかに何かが舞い降りて来ていました。
そして立ち上がり、つい立の向こう側に向かって...
「お前らさ、教えてやるよ。このテーブルな、こっちとそっちと繋がってんだよ。
だから!!こうやってやると!!!
(夫が飲みかけの自分のジョッキをテーブルに、ダーーーン!!!打ち付ける!!!
宙を舞うビールしぶき...驚。)
こうやって響くんだよ!!!わかるか?!あ゛あ゛??!!」
完全にキレた。
すると、さらに信じられないことに...
丸顔メガネ
「居酒屋なんだからこんくらい普通ですよね?てゆうか、居酒屋に子供連れてくる方が悪いと思いますけど?
ヤベー...なんか腹立って来た。モヤモヤするんだけど〜?!」
・・・・・!!!
私も、あまりの展開に頭がついて来ず、言葉が出てこない。
後で振り返れば、18時半に、家族で焼き鳥屋に入っちゃいけない決まりってあるっけ?
入れるんだし、別にいいよね?
と思ったけれど、その時は情けないことに何も言えなかった。
夫の顔を見ると、そう返ってくるとは予想外だったようで、血の気が引いて何も言いたく無くなったような顔をして黙っていた。
普段は、夫の理不尽に対して恨み辛みを抱いてるはずなのに、その夫のそんな表情を見た瞬間、
どうしようもなくク◯ガキ共が許せなくなり、今度は私の中で何かがブッチ切れた。
家族って不思議だ。
私
「だいたいさ、でーっかい声でひとっつも面白くない話して、恥ずかしいんだよ。面白いならまだ許せるけど、ひとっつも笑えない。迷惑。これ以上なにか言うもんなら私がぶん殴るから!!!!!」
夫&子供達
「あかりやめろ。もうこいつらとは話さないほうがいい。お母さんやめて!ぶん殴らないで!!」
公衆の面前で私がキレると、あまりの異常事態に、夫も子供たちも冷静になって次々に咎めてきた。
次の瞬間、つい立の向こうで酔っ払い丸顔メガネが倒したジョッキからこぼれたビールがこっちに流れてきて、あやたの服の袖を濡らした...。
あやたの隣でその様子を目で追った夫、立ち上がった。
というか、飛んだ。
目にも留まらぬ素早さで、隣の席のベンチに靴のまま飛び乗り、
「バチン!!!!!」
メガネの頭を思いっきりはたいた...。
やった!!やっちまった!!コレはまずい!!!
顔を見たら、怒りの度を越して気の触れたような顔をしている。
奴は殺りかねない。瓶じゃないけど次はジョッキで殴るかも!!日馬◯士事件!!!
すぐさま私も席を飛び降り、隣の席のベンチに靴のまま飛び乗って、夫を止めるべく全力で羽交い締めにした。
「やめな!!!叩くのはやめたほうがいい!!!やめよう!!!帰ろう!!!」
何とか引きずり下ろし、
「こんなバカ相手にしなくていいよ。同じ土俵に乗ることない。」
するとその言葉が、事もあろうにもう一人のベビーフェイスボーイに火をつけた。
「オイ、お前どこ大だよ?俺たちお前よりいい大学出てる自信あるから。悪いけど。」
41歳のおじさん相手に、大学どこだと聞いてきたベビーフェイス。
相当飲んでるようで、目がズーンと座っている。
これは酷い...。
夫に目をやると、微かに笑っていた。不気味な笑顔だった。
あやたが見兼ねて、
「もうほんとに帰ったほうがいいよ。お母さん俺たち先に外出てるね!」
わこと一緒に弟たちと荷物を取りまとめ、外へ出た。
ごめんよあやた。あんたが一番大人だ。
私は夫に、会計を済ませるから子供達と一緒に先に外へ出るよう仕向けた。
若者二人は、
「ていうか殴られたんですけど?!警察呼んでよ警察〜!!!」
喚き散らしていた。
そいつらを無視し、伝票を持って会計へ。
レジを担当した男性従業員が、
「とんだ災難でしたね...。最初からうるさくてマナー悪かったですもんね。申し訳ありません。」
だったらもっと早く出てきて止めてよ...
って思ったけど、憤りと怒りで震えてうまく言葉が出てこない。
すると、大騒ぎの若者達を対応してた女性従業員が私の所へやってきた。
「ちょっと収まらなくて、警察呼ぶことになりそうなので、奥さんだけでいいので少し残ってもらえませんか?悪いのは向こうだとはわかっているので、申し訳ないんですけど...。」
私も煮え切らないので、夫と子供達には先に帰ってもらい、それに従って残ろうと思ったその時、
走って戻ってきた夫に腕を掴まれ、
「帰るぞ!!」と。
こうこうこういう経緯で私だけ残ることになったと説明すると、
「は??それを言うあの女店員もおかしい。あり得ない。とにかく帰ろう。」
長くて急な階段の上で、おもむろに腕を引っ張るので、ちょっと待って!落ちる〜!!落ちる〜!!ひとしきり問答したところで、待てよ、この人、相手叩いてるし、不利で面倒なことになりそう...
ふと、そう思った。
私
「わかった。逃げよう。」
そこからの家族の団結力は凄かった。
尋常じゃない様子で階段を駆け下りてくる両親を、ふもとで見守る兄弟四人の目はまん丸だった。
私
「あいつら下りてきて警察も来るからその前に帰るよ。全速力で走れーーー!!!」
子供達
「うん、わかった!!!」
私はきっちゃんを素早く抱き上げ、右肩におぶい全力で走った。
下北南口商店街を全速力で駆け抜ける6人家族。
側から見たら、どんな光景だっただろう。
無事に逃げ切り、家路に着いた。
支払いはキャッシュマネー。
足がつくような痕跡は一切無い。
とりあえず身が落ち着いたところで、興奮冷めやらぬまま反省会をした。
まずは、あやたが一番大人だったよね、と。
もっと早い段階で、席を代えてもらうか店員に言えばよかったねと。
涙ぐむあやた。
あやたに謝罪する夫と私。
そして、私がバカとか言って煽らなければ、あのベビーフェイスは大学どこだという展開にはならなかったことにハッと気が付き、私が夫に謝罪。
すると夫から、
中学時代に隣の中学のヤンキーに絡まれ、
「お前どこ中だ?」
聞かれた時に、一緒に居た友達の荒ゴンが
「オッパイチューチューだよ!!」
とすぐさま切り返したという逸話が出てきて、皆んなでウケる。
大学じゃなくて中学聞かれてたら、そう答えたかったね!!笑笑
皆んなで盛り上がるも、
サイ、
「もうお母さん、へんな人にへんなこと言われても、バカとか殴るとか絶対言わないでね。」
念押しされ、わかったごめんね、と、約束する。
そういえばメガネを叩いた父、
暴力は悪いことだけど、あれはマナーを知らないあのメガネへの教育だった、と、自らの行いを正当化し、無理矢理まとめた。
あの一部始終は最悪だったけど、あのメガネのことは一発叩いといて良かったよねと、間違ってるけど全員で納得する。
店を出た時に倍くらいに腫れ上がってた夫の小指は、普通サイズに戻っていた。
壁か何かにぶつけたのだろう。
しばらく興奮冷めやらぬまま、二人でお土産の頂き物ワインを一本開けた。
私は最終的に、あの若者二人と、本当は和解して帰りたかったんだ!と、
きっと親に愛情持ってまともに育てられなかったかわいそうな奴らなんだ!!と、
当初は絶対に思ってなかったであろう、そして今も決して思ってない、わけのわからないことを言いながら泣いたらしい。
始末が悪い。
もう覚えてないけど、
多分彼らには何を言っても通じなかった。
何も喋らないのが一番良かった。
相手にするべきじゃなかった。
一発お見舞いして帰るがベストだった。
と、私以外全員の意見が一致して終わったらしい。
翌朝もこの事件を引きずった私は、
パートの行き帰りで、もっとああ言えば良かった、こう言えば良かったと、悶々とした。
煽るようなことは言わず、
最初に言い返された時点で、冷静に
「飲食店で最低限のマナーも守れないような子供を育てたあなた達の親の方がよっぽど悪い親だよ。」
「目上の人に注意されて謝れないなんて、恥ずかしいことだよ。」
言えば良かったと。
せめて最後に、
「面白くない、性格悪い、だから君達はモテないのです!!」
呪いも込めてトドメを刺したかった...。
自転車に乗りながら、突然真顔で台詞を吐いたり、ブツブツブツブツ独り言を言ってたこの二日間。
目撃した人は、後藤さんの奥さん、ついに統◯失調症になってしまったんだね...
季節の変わり目だからねぇ...
噂されててもおかしくない。
酷い事件だったけれど、不思議なことに、ここのところ喧嘩続きで険悪気味だった夫婦仲は見直され、急激に良くなった。
それに伴い、何となく不穏だった家族間も結束し、絆が強くなった。
最悪な事件をきっかけに、すっかり意気投合した後藤家一同。
仲良くなって生まれ変わり、今週末の札幌での結婚式に挑めそうです。
そして、鳥◯族には、もう二度と行くことはないでしょう。
むしろ行けない。