断固として云えなかった「ごえんなじゃい(ごめんなさい)」。
高速土下座だけど、云えるようになりました。![]()

ついに、およそ6年間続いた授乳生活にピリオドを打った。
6年ぶりに、就寝から起床まで通して寝られるということである。
オッパイのことを、「イッパイ」という才蔵。
随分前から、食糧としての役割は無くなっていたものの、
数ヶ月前から、ことあるごとに、「イッパイ!」
目線がオッパイの高さになると、必ず執拗に要求するようになっていた。
誰かとケンカしてくじけたとき、
転んで痛かったとき、
なんとなく寂しいとき、
眠くなってきたとき、
悲しいとき、
「イッパイ。」
ここぞと言うときの「一杯。」![]()
この一杯、未だ出るものの
見た目ポカリスウェット的な薄さの水分。
「一杯」飲んだ後、口直しに水を飲むこともしばしば、
明らかにまずそうだった。
ここのところどんどん言葉が発達してきているのに、
私のほうが、忙しさにかまけて話して聞かせることをサボり、
意思の疎通を、この「一杯」に頼ってるところがあった。
本人にとっては本当はもう必要ないだろうに、
私のほうが、人生でラストの授乳と思うと、切ないのと、
垂れながらもまだ残っていた偽乳を失うことへの未練、それだけだった。
前日に思い立ち、
去る8月5日、恒例の極悪ネズミを、両乳房にマッキーで、克明に描くことにより
まずは自分で自分に踏ん切りを付けた。
(賛否両論ですが、上二人と同じやり方にしました。)
油性、しかも今回は力作のカラー。もう後戻りは出来なかった。
いつものように、「一杯!」
私の元に訪れたときに、バッッと服をめくってみせた。
「もっとご飯が食べれて、お兄ちゃんになるんだよって
こんなのがオッパイに出てきたよ。」
怖がりの才蔵は、一瞬驚愕の顔をして、![]()
次の瞬間固く目を閉じた。
「こわい、ちらい…(嫌い)」
おばあちゃんに抱かれて、その場を去っていった。
その晩、とりあえず真っ直ぐ布団に入り、固く目を閉じたものの、
いつも添え乳だったため口寂しかったのか、
「おかーさん、プーして。」と目を閉じたまま言ってきた。
非常にかわいらしかった。
その後は、二日後くらいに
一度、力なげに「イッパイ…」と発して、自ら首を振ってやめたのみ。
ごくたまに、夜中か朝方ふえーんと泣くことがあっても、
低い声で「おばけくるぞ。
」と言うと、
一瞬で固く目と口を閉じて眠る。(ケンが聞いたら怒りそうなので、今しか出来ない。)
ぶえ~~ん!と泣いた時は、
「静かにしないと、向こうから血を流したおばけがくるぞ。
」
よりリアルにドスを利かせると、一瞬で黙って寝る。(酷い。おそらく教育上間違ってる。)
3人目にして、初めての、布団に入ったら
自ら目を閉じて勝手に眠る子供。![]()
私の未練たらしさとは裏腹に
あっけなく終わった卒乳。
卒乳後、夜通して寝られることもあり体力的にかなりラクになった。
反面、話して聞かせないとならないことは当然増え、
わけのわからない駄々コネもパワーアップ。
現在、血も出ていないのに、ちょっと痛かっただけで
絆創膏を貼ってくれと大騒ぎするようになっている。
寝ても覚めても、「ばんそうこーは!?」
貼ってもらえるまで根気よく諦めない。
ばんそうこうおばけ。
この人こういう人だったっけ??と思う、
しかめっ面の多い、新キャラになっているけれど、
お互いにネクストステージ移ったことは、確かだ。

▲仕事終わり、休んでるおばあちゃんの横に
無理やり陣取ってイモ喰う裸族
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10日間の休暇を取って札幌に滞在していた夫Kが、
8月1日、先に東京砂漠へと戻った。
小一時間この体勢のまま、途中ラーメン食べた。
気が遠くなるほど、一向に進みませんでした。
▲8月2日、高校時代の友達とビアガーデン
あれは、夫Kが東京へ戻る前夜だった。
眠すぎて子供たちより先に寝ようとした私に
ブチ切れたKが、横になってる私めがけて
仮面ライダーのスイッチを3個立て続けに投げるという事件があった。
幸い当たらなかったものの、
硬い玩具が頭をかすめる感覚を
思い出せば思い出すほど腹わたが煮えた。
朝になって謝られたのだけれど、なんとなしに、
子供を預けて飲みに行くようなことは
彼には黙っていようと、この時決意したのだった。
あや太が産まれる前の頃のような、
若々しい疑いの念やヤキモチのようなものは、
今となってはお互いに無くなっていたので、
あえて予定は言わず、当日はごまかして流そうと。
8月2日当日、ビアガーデンからはしごしたお店で、
ふと気付くと、携帯が鳴っていた。Kだった。
まずいな。帰ったら掛けなおそ。
と思っていたら、切れたらまた掛かってくるのが
何度か続いてるのがわかった。
しつこい・・・。
寝てたことにしようと決めたので、
家に帰って改めて着信履歴を見たら、
なんと、75件入っていた。![]()
驚愕。というかもう恐怖に近かった。
留守番電話も6件入ってるようだが、全くもって聞く気が起こらない。
掛け直したくなかったが、もしかしたら何かあったのかも?
とも思い、おそるおそる掛け直した。
自分なりの精一杯の演技で、
私 「あれ、どうしたの?寝てたけど。」
K 「電話に出ない意味がわからないんだけど?
疑わしいとしか思えないんだけど?~云々かんぬん…」
完全に疑っていた。
私は、眠かったのと恐ろしいのとで、とにかく寝てたと言い張り、
強引に電話を切って寝た。
翌朝7時、また電話が掛かってきた。
K 「どうしても嘘としか思えないんだけど。」
まだ疑っている…。![]()
K 「わこに代わってもらえる?」
マズイ。
私 「あ、ちょっと待って!いったん切るね。」
もう全てが苦しいし、この時点で絶体絶命だった。
急いでわっさんに、昨日お母さんは出掛けてないことにしてくれと
苦し紛れに頼んだ。
電話を掛け直し、わっさんに出させた。
わっさん 「おかーさんね、きのうね、でかけたりしてないよ!ほんとだよ?うそじゃないよ!」
・・・・・・・・。![]()
わっさん 「けんちゃんがお母さんに代わってだって。」
おそるおそる電話を代わった。
K 「おい。俺まだ何も言ってないのにわこ話し始めたぞ。
子供に嘘つかせるなんて最低な母親だな!!
お前、実家のトイレのカレンダーに、昨日の予定書いてただろ。」
私の茶番劇は終わった。
自分でカレンダーに書いてたんだった。。
K 「一ヶ月も離れるのに、夫婦の信頼関係を壊したのはお前だ!!
最低だな。もう信じられない。」
電話を切られた。
その日は、二日酔いで気持ちが悪く、
後味が悪いこと極まりなかったがハッキリ申し上げてそれどころではなく、
体が復活するのを静かに待った。
翌日になってから、素直に心配していた気持ちを踏みにじったことと、
嘘をついたことへの罪悪感が徐々に沸いてきた。
結局平謝りして、この一件はピリオドを打った。
中途半端な嘘をつくのはやめよう。
自分で自分の首を絞めることに成りかねん。
一度ついた嘘を、最後まで突き通すような技量を持ち合わせてないし、
向いていない。やっぱり正直に生きよう。。![]()
と、思った夏休み中盤です。
近隣にお住まいの方、もし寂しがりやのこのお方を見かけたら、
声でも掛けてやってください。