キャブレター油面再々調整 | イルカに乗った中年

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ドツボにハマっているキャブレターの調整.油面調整2回行いましたが,規定面より下に調整できません.

 

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油面調整を行ってからは回転の戻りの悪さが顕著になり,さらに,これまでなかったアイドリングでエンストしてしまう症状が出てきました.いじらなければよかったと,いまになって後悔しています.

 

2回目の油面再調整の最後に言った,パイロットスクリュー(エアスクリュー)の調整をしましたが,状況は変わりません.

Oリングの劣化による,2次エアー漏れを疑いましたが,パーツクリーナーを吹きかけてもエンジンの変化はみられませんでしたので,漏れはないようです.

 

不調の原因の一つでもある,フロートバルブの開口部の汚れを確認しましたが,汚れや固着はありませんでした.

 

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フロートの位置調整,つまりフロートバルブの開閉タイミングの調整をフロートにある調整板(ツメ)で行いますが,これがなかなかうまくいきません.

 

大半のオートバイのキャブレターは垂直に設置されていますが,ジールのエンジンはピストンが前傾のため,キャブレターも垂直ではなく前に傾いています.

iPhoneには測定ツールがインストールされており,距離の他に角度測定もできます.測ってみると20度でした.便利ですねぇ.

 

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試しにキャブレターを垂直にして油面を測ってみました.

一般に油面高はチャンバー(ガソリンが溜まる下皿)すり切れ面ですが,測ってみると5ミリほど低いです.

 

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ジールの場合ではこれでも油面は高いのです.写真の場合,あと15ミリ以上下げないといけません.明らかにオーバーフロー状態だと思うのですが,構造上の問題なのでしょうか,ガソリンは漏れてきません.

 

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測定用のチューブを上げ下げすると,それに合わせ油面は一定になるよう動くので,フロート,フロートバルブは正常に動いていようです.

フロートのツメの調整不足ならば良いのですが,調整範囲を超えているとなると,浮力が足りないことになるのでフロート交換です.

 

しかし,1個3,454円,4個で13,816円也.私にはボーナスがないので,再度調整を試みます.

合わせて,パイロットスクリューとパイロットジェットの汚れを確認してみます.