ジール再生計画第2部.今回は燃料タンクです.
エンジンの調子も良く,路上を100キロ程走らせ,タンク内はどうなっているか覗いてみると...
がーん.
サビが浮いていました.2回目のサビ取り(コーティング)は失敗です.CRC6-66ではダメでした.しかも,サビていなかった底もサビていました.ガソリンを抜いてみると,赤い赤ーいサビ色のガソリンがカスと一緒に出てきました.
キャブレター入口のフィルターは,細かいカスが溜まってました.燃料コック出口ののフィルターは汚れていなかったので,見落としていました.
もう一度やり直しです.
今回で3回目になります(1回目はこちら.2回目はこちらとこちら)
3回目となると慣れたものです.
まず,油脂を落とします.今回もセスキ炭酸ソーダをお湯で希釈して使いました.タンクを思いっきりシェイクし,水で流しました.
次にサビ取りクリーナ(中性)をこれもお湯で希釈して約48時間放置しました.モノタロウブランドは小太り爺さんより約1,000円安いです.
給油口は布で湿らせておきました.
タンク内の溶液を抜いてみると...
あれれれれー?
サビが取れていません.最悪です.
と,思ったのですが,これは2回目にコーティング剤として使用したCRC6-66が沈澱したものでした.写真の白い液体がそうです.吹きかけすぎてタンク内に残ったものでした.
水道水の水流では取りきれないので,またもや高圧洗浄機の出番です.今回は水ではなく,ボイラーを焚いてお湯を使いました(この中にボイラーが入ってます.).
2回目にも使用しましたので,新車時のコーティングすべてはがれたかと思っていましたが,まだまだ残っていました.しかも,こんな大物が!
これではいくら内部表面のサビ取りをしてもタンク内が汚れてしまうはずです.
高圧洗浄機のノズルをタンクの奥まで突っ込むと,茶色いお湯と共にコーティングの残りがまだまだ出てきます.
サビのカスと油も出てくるわ出てくるわ出てくるわ.キリがありません.
小1時間吹き続けてようやく出てこなくなりました.
高圧洗浄機での格闘の結果はご覧の通り.きれいになりました.
隙間や段差の汚れの残りはタオルを中に入れて,吸い込ませました.
サビ取りの失敗を時系列にしてみました.
1.油脂を取り除かずにサビ取りクリーナ(中性)を使用したので,サビがすべて取り除けなかった(1回目).
2.油脂は取り除き,サンポール(酸性)でサビ取りは取り除けたが,コーティング剤(6-66)でコーティングできなかった(2回目).
3.その余ったコーティング剤が沈澱してしまった(2回目).
4.さらに浮いたサビ(コーティング)がタンク内に残っていた(2回目).
主な原因は4の古いコーティングと思われます.張り付いているサビのカスがガソリンに溶け込み,タンク内を汚していたようです.
すべて取り除いたと思うので,もう大丈夫でしょう.
サビ取りクリーナを使用してから1週間経ちましたが,サビは出ていません.
これ以上サビに悩みたくないので,コーティング(シール)剤を使うことにしました.
次回はタンク内コーティングです.