キャブレター再オーバーホール | イルカに乗った中年

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「ジャンプするイルカ」こと,ヤマハZeaLをメインにしたブログです.

ジール再生計画.今回はキャブレターオーバーホールです.2回目です.

 

前回のエンジン始動で,シロウトの甘さを痛感しました.同じ過ちをまたしないよう,戒めとして今回の作業に入ります.

 

パッキン類を取り寄せるため,ヤマハのパーツリストのアプリを使ってリストアップします.ちなみにパッキンは「Oリング」と呼ぶそうです.

 

ここで大問題.ヤマハ純正で揃えた場合,合計金額がなんと10万円を超えてしまいます.中古でキャブレターを買った方がはるかに安いです.

 

なぜそんなに高いかというと,アッセンブリー(セット品)が多く,単品で購入できないからです.

例えば,ダイヤフラムのゴム部分だけが欲しくても,その周りのパーツ一式で注文しないといけない,という具合です.

それに,ヤマハの価格設定自体が高いこともあります.

 

ここでも諸先輩のお力(2ちゃんねる)をお借りすることにしました.それは,スズキで購入すること.

キャブレターはミクニ製で,他の車両にも採用されています.ジールが販売されていた頃でいうと,細部は異なりますが,バンディット250に同じキャブレターが採用されていたそうです.

しかもスズキではアッセンブリーではなく,単体で販売していて,さらにヤマハより安いです.会社の整備士いわく,ヤマハが高いというより,スズキが他社より圧倒的に安いのだそうです.

 

残念なことにダイヤフラム(ゴム部分)は販売終了していましたが,アマゾンで海外から送料無料で10分の1の値段で取り寄せることができました.品質は悪くなさそうです.

 

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また,OリングにはJIS規格があるので,サイズさえ合っていれば使えるということでした.ただし,耐ガソリンであること.汎用品をモノタロウで探したら,純正で数百円するものが数十円で済みました.複数個必要なので,点数が多いほど費用の差が出てきます.

 

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さすがに特殊な場所のものはありませんでしたので,ヤマハ純正より安いものを探して購入しました.

 

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あちこち探していたら,社外製ですが,主に旧車のレストア用にキャブレター一式のパッキン製作している会社がヤフオクでありました.

ヤマハ純正の3分の1,スズキ純正の2分1の値段で購入できました.ちなみに,メーカー純正品はモノタロウで購入できます.

 

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品質には少し不安がありました.キャブ同士をつなぐOリングに生成不良がひとつありました.必要数が写真の数量より足りなかったため,別に購入しておいたので,事なきを得ました.また漏れてしまっては困りますからね.

 

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ネットで購入する場合全体にいえることですが,本体価格の他に,送料や手数料を考慮しなければなりません.完全無料,条件付き無料のサイトもありますが,少額の物の場合,送料の方が高い場合があります.また,配達方法は一般郵便ではなく,宅配便利用の方が多いです.おそらく,配達状況を把握できるためだと思われます.したがって,ネット購入をする場合,価格と送料の合計金額で選ばなくてはいけません.

 

 

部品が揃ったところで作業に入ります.

購入部品については,まとめて報告できればと思います.

つづく