ジール再生計画第2部.今回はタイヤ交換です.
タイヤの溝は十分にありますが,ひび割れがひどく,とても危険な状態です.
パーツ代の中でも一番高価なものだったので,走らせることができてからと思い,最後の作業となりました.
まずはタイヤ選びから.
現在履いているタイヤは,ブリジストンのBATTLAX BT-45でした.オールラウンドのスポーツツーリングタイプですね.新車はダンロップのD102なので,走行距離からみて,履き換えているようです.
私の用途は街乗りやツーリングがメインなので,同じもので良さそうです.
他メーカーで同クラスのものも調べてみました.
候補に挙がったのは,
IRC RX-02
ブリジストン BT-45
ダンロップ GT601
の3点.結果,お財布にいちばんやさしいIRCにしました.前後2本で2万円しませんでした.
IRCは私は知らなかったのですが,老舗の国内メーカーで,最近の250ccクラスの車両に多数採用されているそうです.
タイヤパターンの違いはこんな感じです.RX-02は01よりも雨天時のグリップ力が10%アップしているとのことで,安心感がありそうです.
フロントがこちら.
こちらはリア.
タイヤが届き,交換作業に入ります.またまたスタンドの出番です.
作業は手組みで行いました.
タイヤを車体から外す,タイヤをホイールから外す作業は難なくできました.
問題はここから.諸先輩の情報によると,とても硬いとのこと.実際にやってみると,硬くて入りません.
会社の整備士と2人がかりでようやく入りました.1人では終わらなかったでしょう.
やっと入り,空気を入れるも,今度はビードが上がりません.規定量の2倍の400kPa入れても上がりません.
一度空気を抜き,ワックスをたっぷり塗り直し,600kPa入れてようやく上がりました.RX-02は相当硬いです.
ホイールにウェイトが前後とも装着されていましたが,外しました.
履き換えたタイヤを見てみると,ウェイトが装着されていた場所と「ユニフォミティマーク」(白い○印)が一致していました.
このマークは重量ではなく,タイヤの外周が一番広い部分だそうです.
本来はバランスを取らなければならないのですが,今回は省略しました.
履き換え後のタイヤがこちら.新しいタイヤはいいですねぇ.溝も側面まで長く伸びており,IRCのプレゼン通り,雨に強そうです.
路上を走らせてみました.
タイヤの吸いつきがとても気持ちいいです.新品のタイヤに乗ったことがなかったので,これほど違いがあるとは思いませんでした.
インプレッションなどでタイヤのグリップがあーだ,フィーリングがこーだと語っている記事を見てもまったく理解できなかったのですが,今回乗ってみて少し理解できました.語れるようになった気がしました.
公道デビューの時のステアリングの問題は解決されたかと思いましたが,ハンドルの症状は変わらずでした.