前置きが長くなりましたが,いよいよ本編です.
スーパーカブ90が走れるようになり,エンジンをかけていたところ,偶然にも療養中の持ち主が会社に顔を出していました.走れるようになったカブを見て感動していました.
シロウトがいじったので,直したのではなく,「走れるようにした」と言ったほうが正しいと思いますが,持ち主は満足のようです.
そして,この時こそ「イルカに乗った中年」のはじまりといっても過言ではありません.
実はもう一台放置しているオートバイがあると!
息子が乗っていたが,かれこれ7~8年は乗っていないので,処分しようかと思っていたそうです.ならば譲ってくださいということで,再生計画がはじまりました.
車種を聞いたら,「ゼファー」.
おおっ!
喜んだのもつかの間,250ccと言っているので,カワサキの250ccといえばバリオス.ほうほう.
実際に取りに行ったら違いました.
YouTubeいっぱい見て予習したのに...
カブのときと同様,また約1キロの道を,今回は2人で押してきました.
あとでわかったことですが,リアブレーキが固着していたせでとっても重かったです.それから,ハンドル位置が前傾姿勢できるように下げてあり,何回も腕がつりそうになりました.
Zealについての解説を少々.
1991年ヤマハから発売.レーサーレプリカFZR250Rのネイキッド版といったところ.フルカウルのレーサーレプリカからカワサキのゼファーを代表とした,カウルなしのネイキットにユーザーがシフトし始めたころがこの時期(だと記憶している).
エンジンは4ストロークの直列4気筒250ccで,基本的にFZR250Rと同じ.
特徴的なのが,2本出しマフラー.4 →2→1→2本という構造.個人的には好きではありません.ライバル車のホンダのホーネット,VFR800(後期型)の後方排気も好きではありません.
また,サイレンサーがオールメッキなので,この車体は後期型と思われます.
正式名称(営業呼称)は「FZX250」.限定解除時代の教習者でおなじみのFZX750の弟分?違いますね.もちろん長兄のV-MAXの弟分でもないようです.
車体のデザインは著名なデザイナーによるもので,イメージは,
「ジャンプするイルカ」
はい,もうお分かりでしょうか?タイトルはこれが由来です.それに城みちるをかけてみました。
次回は車両状態を見てみましょう.