レモンのブログにお越し下さり

ありがとうございます


長年連れ添った夫と別れ

ひとりで暮らして行く

決意をしました




そのブログはこちらからどうぞ




60歳を目前の何のスキルもない主婦が

1人でも心豊かに暮らしていくために

模索するブログです




気づかなかったけどずっと我慢していた


夫と離れてみて感じるのは


やはり自由な時間があるということは


気兼ねなく生活出来るストレスフリー




夫の嫌な態度に嫌な思いをしながら


苦虫を噛み潰したような気持ちで


とにかく私は我慢しなくては


怒ってはいけない


イライラしてはいけないと


神経が異様にピリピリしていたように思う






その頃のある日、運転中に


手のひらにマメが出来ているのに気がついた


運動もしないのに、なんでマメが出来るのだろうと不思議に思ったけど


車のハンドルを握る、もう片方の手を見てハッとした






ものすごい力を入れて


ハンドルを握りしめていた


…これか…


パートの仕事に行く時に運転する車のハンドルを


両手で力一杯握りしめていた





そうだ、あの頃は毎日、朝から面白くなかった


目覚まし時計が散々鳴っても起きて来ず


仕方なく洗濯物を干す名目で夫の部屋に入り


カーテンと窓を開けるとようやくベッドからでてきて


夫も不機嫌で会話もせず目も合わせず


私が5時に起きて用意した朝ごはんを


生気のない様子で無言で流し込み


使ったトイレのドアは開けっぱなし


使った洗面台の水も中途半端で水が少し出たまま


床は水でびしょ濡れ


手を拭いたタオルも床に落ちてることもあった


…そのくせ、自分のベッドだけは綺麗に直して


私の部屋のベッドの掛け布団が直ってないことや


ダイニングテーブルの上が片付いていないことを


ちくちく言う人だった







大きなため息をついて私はそれらを片付け


自分もパートに出かけていた


その道中のハンドルを握る手に


異様に力が入ってしまっていたようだった






そういえばその頃の私は


歯の食いしばりも酷くて


朝目が覚めると歯を食いしばり過ぎて頭が痛いということがしばしばあった


そのため、歯医者でマウスピースを作って


夜中にはめていた





が、今は歯の食いしばりも


ハンドルを握りしめてマメが出来ることもなくなった


寂しいと思っていたけど


冷静に思い出してみると


私はあの人に苦しめられていたことから


解放されたのだと思えることも多いのだ…



今日はここまで