スウェーデンでの生活が、日本より長くなっているので、日常生活で、言葉に困ることは少ないですが、母国語のように、すべて100%理解しているのか、と聞かれれば、正直に言って、Nej (No)です。
相手がスウェーデン人なら、こちらの表現ミスは分かって、言いたいことを理解してくれるだろうし、相手の言うことがわからなければ、聞き返せばいいこと。
今でも、聞いたことがなかったり、知らない表現に出くわすことがあります。
最近の例では、3月頃に、新型コロナ感染が増加してきたとき、ハムスターがほお袋に食料を貯めて動き回ることから由来する「買占める」という動詞「hamstra」。
文脈から「買占める」という意味だと分かりましたが、動詞として使われているのを見たことがなかった気がします
長年スウェーデンに住んでいる友達も、今回初めて知ったとSMSで語っていたので、妙に安心しました(私だけじゃなかったのねえ~)
後で知ったのですが、ドイツ語でもHamsterkäufenなんですね。
働き始めた頃、職場で上司が何かの拍子に「氷の上には牛はいない(ingen kö på isen)」と言いました。
私は何のことかわからなくてポカンとしていました
「大丈夫だよ」とか「慌てふためなくてもいいよ」という意味のスウェーデン語の諺です。英語だと、Don’t worryに相当するのかな。
それまで、そんな諺を聞いたことがなくて、知らないことがバレバレ。
でも、彼は、「あ、これ諺だから。新しい言葉を覚えて良かったね」と言ってくれました。今考えたら、随分優しい言葉です
ちなみに、この上司は、私が辞める随分前に定年退職しましたが、今でも時々コンタクトがあります。
長く住んでいても、言葉も含めて(言葉そのものが時と共に変わるということもあります)知らないことがた~くさんあります。
例えば、スウェーデン人だったら誰でも知っていると思われる歴史上の出来事や地理とか、、、これは、個人の興味の問題であるのかもしれませんが。
でも、知ったかぶりをしないのが一番。知らなかったことを徐々に知っていけばいいと思っています
(100回目の記事投稿)