自分の配偶者/パートナーを何と呼ぶか、これは、無意識のうちにその人のジェンダー感覚が露されるのではないでしょうか?
最近、スウェーデン人を配偶者に持つ日本人女性が、配偶者のことを「主人」と呼ばれていました。
え~
一応、男女平等が進んでいると世間で言われているスウェーデンですので、ちょっと違和感がありました。
「主」というには「従」があるわけで、、、夫婦関係に「主従」があってはならないのでは?
日本では、習慣的に「主人」と呼んでいる人も多いし、「そんな揚げ足取らなくても、、、」と、思われるかもしれません。
あれこれ考えていたら、一昨日、たまたま友人がこの記事をFacebookでシェアしていました。
「うちの旦那」とか「旦那さま」は、元々は、妻以外の女性がパトロンを呼ぶときに使っていたの思うのですが、今では、配偶者の呼称にも使っていますね。
「連れ合い」あるいは「連れ」、これは結婚していても、事実婚であっても、また男性からでも女性からでも使えるし、かなり長い間の信頼関係が築かれていることを想像させますが、若い世代でも使っているのでしょうか?
「相方」というと私は、漫才を思い浮かべてしまいます
パートナーは、事実婚には、最適の呼び方だと思います。性別に関係ないですし。
スウェーデンでは、事実婚の相手方を「サムボ(発音的にはサンボの方がいいかと)」と呼びますが、スウェーデン語のsamboは他言語では蔑称 でも、この表現、両者の関係性を表すのにピッタリな言葉です。
以前、仕事を通して知りあった英国人男性が、横にいた男性を自分の「パートナー」と紹介しました。ずっと仕事上のパートナーだと思っていたのですが、一緒に住んでいると分かったのはずいぶん経ってからでした。
私は自分の配偶者を「夫」と呼んでいますが、親しい友人や夫を知っている人には、当然ながら、夫の名前を挙げます。
これは、日本語でもスウェーデン語でもそう。
むしろ難しいのは、話相手の配偶者をどう呼ぶか。
「ご主人、お元気ですか?」 がやはり浸透しているのでしょうか。あるいは、姓呼びで「○○さん、お元気ですか?」
たかが呼称、されど呼称。難しいもんです