ずっと観たかったオペラの演目がついに〜♡
超大人気の「ワーグナー」のドイツ語オペラ
「タンホイザー」を観にオペラ座へ。
開演前から、場内、ものすっごい熱気です🔥
オペラ座内が、ムッチャクチャ男臭い♂♂♂
イケメン!髪型もキチッ!
スーツもビシッ!
これぞ大人の男性!
男同士で観に来てる!
他のオペラとは雰囲気が違う(驚愕!)
これぞ、ワーグナー♡
ドイツ語圏の「男ゴコロ」を蕩けさせる世界観、
ここにあり〜!
ゲルマン男子は、
何を求めているのか?
イタリア語圏出身の友人と訪問。
ワーグナーのステレオタイプな「女性像」を
バーンと打ち出す演出にはちょっと驚き。
中世の騎士は、美徳を求め「霊的な愛」を崇拝。
その補償作用??
美しい女神ヴィーナスとの肉欲に溺れる有り様を、
まるで地獄の悪徳のように「これでもかーっ!」と見せつける。
ヴィーナスを汚れた娼婦の象徴みたいに描いていることに、
イタリア語圏出身の男友達は苦笑。
そして、霊的な愛、崇高の清純な愛を象徴する聖処女エリザベス。
どれだけ男がドロドロな肉欲に溺れたとしても・・・
清純な乙女に命をかけて霊性を捧げてもらう事で
(実際に乙女エリザベスは自殺します)
宗教的な救済が得られるのです!
この、「赤」と「青」を対照的に置く演出も
あまりにもステレオタイプ・・・過ぎる!
だけれども・・・もう、
周りのスーツビシッの紳士達・・
拍手大喝采、大興奮!
女性の「エロさ」と「純粋さ」の間が極端に隔たっているからこそ、
その両方のエレメントを・・骨の髄から求めてしまう!
そして、その両方の女の本質を、
存分に味わい尽くす!
そして、純粋さによって、宗教的な救済まで得てしまう!
それぞ男冥利に尽きる生き方?!
男同士で来ていた方達、
チケットが隣同士で取れなくて(あまりにも人気のため)
離れ離れに座っていた方も多数。
それでもなお、どうしても観たかった!
というのが伝わってくる、心の奥底を鷲掴みにする物語。
歴史的背景上、批判的な意見も多々あるのは承知の上で、
だからこそ、人の心の奥底の『どうしようもない業のようなもの』に、
魂を揺さぶられてしまいます。
『心の奥底の世界』を自分だけの神話のような物語にしています。
「お守りのように寄り添う物語」です。
お問い合わせ:tokyo-zurich (at) hotmail.com