2024年03月04日 高知県芸西村にて
長谷(ながたに)のお地蔵さんの言われ
その昔、ここに長谷寺(ちょうこくじ)というお寺がありました。
800年位前のこと、突然大きな竜巻があり、お祀りしてあった
十一面観音さまは寺もろともに遠く羽尾(現在の香南市夜須町羽尾)まで
吹き飛ばされました。
村人たちは境内に取り残されていたお地蔵さんを、夜を徹して
羽尾まで運び、安置して翌朝長谷へ帰ってみると、確かに羽尾へ
安置したはずのお地蔵さんが元のところに立っているではあ~りませんか。
驚いた村人たちは早速地蔵堂を建てて、自分たちの守り神として
お祀りしました。
お地蔵さんの本尊は、木造の延命地蔵菩薩で
空海(弘法大師)の作であると今に伝えられています。
お地蔵さんは安産、失せ物、養蚕に霊験あらたかで、
毎年二回(春・夏)のお祭りには、寺としては珍しく御神輿も出て
たくさんの人出で賑わっています。(かつては)
また、境内にある夫婦杉は縁結びの御利益を求める人が後を絶ちません。
いろいろ書きましたが、看板に書いてました😊