2024年06月20日 高知県仁淀川町椿山にて
天空の山里に響き渡る、約600年の伝統行事 高知県仁淀川町の
山奥にひっそりと佇む椿山集落。
標高約600メートルの奥深い山に段々の棚田のように
家が建ち並ぶ天空の山里です。
600年以上続く伝統行事の椿山太鼓踊り(虫送り)は、
平安時代の武将・斎藤別当実盛の亡霊が稲の害虫になったという 言い伝えから、
供養と豊作を祈願して行われてきました。
安徳天皇の幼帝の子守歌として、また平家のゆかりの 霊を慰める踊りとして
受け継がれてきたこの踊りは、 町の無形民俗文化財にも指定されています。
年に4回、6月、8月(2回)、9月に奉納される椿山太鼓踊りですが
6月の太鼓踊りでは氏仏堂だけでなく地区内を回り、
急な坂を 下って谷でも奉納されます。
力強く響き渡る太鼓の音と色鮮やかな衣装を纏った 踊り手たちの姿は
訪れる人々を魅了します。
こちらは2023年の椿山太鼓踊りの動画です