ハイビジョン(その1) SDTVとHDTV
ハイビジョン(その1)
SDTVとHDTV
地上波のデジタル化に伴い広まった「ハイビジョン」や「HDTV」という言葉。画質がきれいになったことはみんな知ってますが、実際ハイビジョンがどういうものか知らない人はまだいると思います。なのでテレビ方式についてちょっと解説してみます。
世界で従来から使われているテレビ方式には 「NTSC」 「PAL」 「SECAM」 という三つの方式があります。NTSC方式はアメリカの規格で、日本もこの方式を採用しています。PALはヨーロッパやオーストラリア等、SECAMはイラン・イラク・サウジアラビア等で使われています。
日本のDVDビデオやプレイステーション等のソフトのパッケージのどこかには「NTSC」と表記されていますし、方式の違う国のVHSやDVDは日本の再生機器では再生できません。(DVDはリージョンコードが違うと方式が同じでも再生できません)
次に「ハイビジョン」と「HDTV」について。
最近は広義で同じ意味として使われますが、ハイビジョンとは元はNHKが開発した高精細のアナログテレビ方式のことをさしていて、HDTVとは異なります。
HDTVは、日本が提案して2000年に国際規格となった規格のことで、地上デジタル放送はこの規格が使われています。ちなみにHDとは『High Definition』の略で、従来の方式をSD(Standard Definition)といいます。
日本では、地上波デジタル放送への移行で信号の伝達方法がアナログからデジタルに変わっただけでなく、テレビ方式がNTSC規格からHDTV規格になったので、画質もきれいになったのです。
実際SDTVとHDTVがどう違うか簡単に説明します。
・アスペクト比がSDTVでは4:3なのに対し、HDTVは16:9のワイド画面。
・解像度がSDTVは640×480、HDTVは1920×1080。
・走査線がSDTV(NTSC)は525本、HDTVは1125本。(それぞれ回帰線を引くとNTSCが約480、HDTVが約1080になり、これが垂直解像度となります。)
二つの画面の大きさの違いを比率で表すと下図のようになります。
ハイビジョンになって画質がきれいになった一番の理由というのは、解像度が大きくなったことにあります。
他にも違いはあるのですが、それは後日ちょっとずつ書いて行きます。