92年8月2日(日)
さて“シュテルン・ホテル”は、300年以上の歴史を持つ格式あるホテルですが、実際に泊まってみた印象は、簡素で質実剛健そのものでした。
1階にはレストランがあり、ホテルの宿泊客以外にもお客さんがいっぱい来ていました。
私は郷土料理のビュンドナー・フライシュを食べましたよ。
これは乾燥牛肉の超薄切りで、料理というほどのものではありませんでしたが、自然の厳しいなかで生きるための人間の知恵、それから伝統を感じて、とっても貴重なものを食べたなという印象でした。
朝の清々しさを増してくれたのは、やはり朝食でした。
バイキング式でしたが、手づくりのジャムやミューズリー(雑穀やドライフルーツをミックスしたもの)、美味しい珈琲、そして先日紹介したビュンドナー・バーネンブロート(洋ナシパン)など、心のこもった、ずっと思い出に残るような朝食でしたね。