アヴェロンへの道のり vol.34 | 南フランスの田舎パン アヴェロンのブログ

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ヨーロッパの伝統パンにすっかり魂を抜かれてしまったパン屋の店主によるブログです

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夜、そろそろ夢の世界へ入ろうとしていたころ、けたたましい半鐘とサイレンの音が鳴り響きました。
窓を開け、外を見ると、ノヴァの辺りが赤く染まっているではありませんか。
パチパチという音も聞こえます。
もしやノヴァが燃えているのでは…と慌てて外に飛び出し、火元の方に走って行きました。
ノヴァでは大きなガスオーブンを使っていたので、いつも気をつけていました。
火元はノヴァの近くの家で、ノヴァではなくてほっとしたものの、その家は全焼してしまいました。
その家のシェパードにはよく吠えられたものですが、それがなくなってしまって、さびしい気持ちになりましたね。

今日の写真はハイデというドイツ産の石臼挽きライ麦粉です。
アヴェロンでは一番使う量の多いライ麦粉で、パン ド セーグル(ライ麦パン)やカッセラー ブロートなどに使っています。
石臼挽きなので、風味、味ともに濃いですよ。

今日は友人がCDをいっぱい持って来てくれました。
私の大好きなブリティッシュ・トラッドとブルースです。
1970年前後のもので、スティーライ・スパンを聴きながらのパンづくりは、至福の時間ですよ。

最後にお知らせです。明日もブリオッシュを焼きます!
今日は、あるお客様がたくさん買って行かれましたよ。
パンが本当に好きなんですね…