さてさて、パンへの想いはつのるばかりで、“ちゃいはな”での喫茶業のかたわらのパンづくりに限界を感じていました。
ちょうどその頃、昭和が終わって平成になり、自分自身も大きく決心することにしたのです。
とにかく日本にいては目指すパンの修行はできないと思い、ドイツ関連のところを手当たり次第あたりましたが、それは甘い考えで、受け入れてくれるところはありませんでした。
すでに見切り発車で“ちゃいはな”は閉めていたので、残された道は、パンへのチャレンジのみでした。
結局は埼玉のノヴァへ押しかけて、パンづくりの一歩をスタートしたのです。（実はノヴァにも断られていたのですが、それは無視して押しかけたわけです）