京都でHAKU-MYU LIVE2のゲストとして短い時間でしたが皆様と過去を振り返りながらも楽しい茶番劇場や薄桜鬼に対しての思いを語らせて頂き、今は東京に戻ってきた。
僕は約2年前に上演した藤堂平助篇が最初で最後の薄桜鬼の現場だったのでLIVEの空気感を直接味わいたく僕は前乗りをし初日のステージを観てた。
改めて言えるのはこの作品を心から好きだということ。
熱く、泥臭く、汗の一滴すらも綺麗で、殺陣は豪快、でも繊細で、役者一人一人が力強く、全編通して美しかった。
あれから何人かキャストが変わりましたが色々な人の想いが紡がれてどんどんこの作品が大きく、そして魅力溢れる作品になっていく事が僕はとても嬉しい。
同い年ということに驚きを覚えた程、土方さんの威厳とドッシリとした佇まいで見事に演じていらっしゃいました。
藤堂平助篇が終わったあと僕が広君に言われたことを生意気にもあえてここで綴らせて頂きますが
新撰組の誠を背負ってくれてありがとうございます。
彼は僕と同じタイミングでこの作品に携わったのですが、すっかり今のカンパニーでは中堅クラスの立ち位置でしっかり皆をまとめてました。
僕は彼の演じる山崎が大好きだ。
殺陣のシーンはつい身を乗り出して見てしまいたくなるほど綺麗でリアリティがある。
次は同じ役をやれるがこと嬉しい。
彼がステージに出てくるとゾクッとなり、一瞬にして空気が変わる。
これは恐らく彼自身の圧倒的な存在感によるモノだと昨日改めて気づき少し怖くなった反面、一度でもいいから戦いたかったと思わせてくれた。
ありがとう。
役だけではなく本人自身も僕のケアをずっとしてくれた、言わば支えになってくれた人。
普段は話しやすく、よくふざけ合ってましたがステージ場ではこの人以上に安心感を持てる人はなかなかいない。
色々思い出トークをしていたら、やはりまたこの人と一緒にお芝居を作りたいという気持ちになりました。
本当に感謝。
東京公演も怪我なく楽しんでくださいませ。
井澤勇貴