がんばるのは悪いことじゃない。
でも、がんばりすぎて「息してるのかな?」と思うほど、力が入ってしまうこと、ありませんか!?
いつのまにか肩が上がって、呼吸が浅くなって、
頭の中でぐるぐる考えごとばかり。
そんなときこそ、「がんばるより“戻る」時間を☆
自分の中心、丹田(たんでん)に意識を置いて、
ゆっくり呼吸をするだけで、
体も心もやわらかく整っていきます。
🌱まずは立つところから
足を肩幅くらいに開き、地面を感じます。
足の裏のかかと・親指のつけ根・小指のつけ根、
この3点で、そっと地球を押すように立ってみてください。
次に、軽く膝を曲げます。
ほんの少しで大丈夫。
ピンと張っていた膝をゆるめると、
腰まわりに余裕が生まれ、体がやさしくなります。
そして、お尻の穴を軽くキュッと閉める。
ここがポイント☆
下に流れていた力が、内側に戻ってくる感覚です。
☘️丹田(たんでん)ってどこ?
よく「おへその下のあたり」と言われますが、
もう少し具体的に言うと、
おへそから指4本ぶん下です。
まず丹田を意識し、
それからもっと身体の奥に向かって、中心辺りを意識します。あたたかい光の玉のような場所をイメージしてみてください。
そこが、あなたの“力の源”。
心が揺れても、ここに意識を戻すと、
自然と落ち着いていきます。
「ここに自分のエンジンがある」と思うだけでOK!
体の中に、静かで安心できる居場所を感じてみましょう。
🌿呼吸を通して、体をゆるめる
姿勢が整ったら、
鼻からゆっくりと息を吸って、
その丹田、身体の奥中心あたりに風を送りましょう。
お腹の奥がふんわりふくらみ、
吐くときにはそこからやわらかく空気が出ていく。
そのたびに、肩の力をスーッと抜く。
吸うたびに新しい空気が入り、
吐くたびにいらないものが出ていく。
「ふう〜」と声を出してもOK!
心のホコリまで吐き出すつもりで。
だんだんと、胸が開き、顔の表情がやわらかくなってきます。
体全体が“笑いはじめる”ような感覚です。
🌺意識の置き方
呼吸をするとき、うまくやろうとしなくて大丈夫。
「今、自分の中を風が通ってるなぁ〜」くらいの気持ちでOKです。
もし途中で「夕飯どうしよう」とか「仕事のこと思い出した」なんて考えても、
それも呼吸のうち。
気づいたら、また息を感じるところに戻ればいいのです。
完璧じゃなくていい。
“戻る”こと自体が、すでにリセットなんです。
💘終わったあとの静けさ
呼吸を終えたら、しばらくそのまま立ってみましょう。
足の裏が地面とつながって、
全身がひとつにまとまる感覚。
お腹の奥があたたかく、
心のざわめきが静かに落ち着いていきます。
体の重心が整うと、
心も自然と“真ん中”に戻ります。
頭の中が静かになって、
「まあ、いっか」と笑える余裕も出てきます。
💕日常に取り入れる
朝の支度の前に1分。
夜、眠る前に1分。
この姿勢で呼吸をするだけで、
肩の力が抜けて、体も心も軽くなっていきます。
がんばるために整えるんじゃなくて、
安心して動くために整える。それが本当のリセットです。
今日もあなたの丹田の奥では、静かで力強い呼吸があなたを支えています😊
いつもありがとうございます。
幸せな日々をお過ごしください。
黒川知美