5月9日朝、イーロン・マスク氏が、「日本はいずれ存在しなくなるだろう」と公式ツイッターで発信したことがニュースで流れた。

 「当たり前のことだが、出生率が死亡率を上回るような変化がない限り、日本はいずれ存在しなくなるだろう。これは世界にとって大きな損失になる」
 

これは、昨年10月の時点で日本の人口が前の年から過去最大の64万4000人減少したとのニュースを受けてのものだった。


 

 

 

さかのぼること2日の5月7日、ドラッカーの研究会で発表するレジュメに期せずして、日本の人口問題について書いていた。
 

・2021年出生数84万人
(昭和20年代は200万人)、
合計特殊出生率※1.36
コロナ禍で少子化18年前倒し
※一人の女性が生涯出産する子供の数


・昨年2021年死亡数67745人増、

 前年比4.9%増!死亡増加数戦後最多
(東日本大震災の年の55667人4.6%より多)

 コロナ死15000人と一昨年2020年の

キャリーオーバー※2万人を引いても約2万超。
※2020年はコロナが流行したにも拘わらず、
超過死亡がなく、高齢化により例年2万人程度
自然増加していた死亡数をキャリーオーバーとした。

※原因の推定・詳細はこちら↓
2021年戦後最大の死亡数増加の原因


・2021年日本の人口減 61万人 戦後最多
※ちなみにかの東日本大震災の

2011年でさえ、18万人減
マスク氏が消滅すると言ったのは
脅しでもなんでもない。


・今年2022年2月

人口動態速報(4/22)の死亡数

前年比1949016.4の異常増
今年も死亡が異常増の傾向

※詳細は4/23にここに記した↓

2022年2月人口動態速報 死亡数が~‼


・婚姻数も減少。
平均年収466万円(手取り300万円台)
結婚しない子供を作らない最大の理由は

経済的問題か。

 

今年2月の増加率16.4%は大ニュースになってよいはずだが、政府・マスコミは取り上げていない。(ワクチン接種との関連を疑われると都合が悪いからだろうか。)

 

 日本の企業の株や土地も外国資本にかなり買われてしまったが、外国人労働者が増えて、日本語がうまくしゃべれない子供が増えて来ているとの新聞記事を先日見た。労働力確保のために移民を更に受け入れれば、移民の子供たちが増えて、日本人は相対的に減っていくだろう。

移民に参政権を与え、多数決で北京語などを公用語にする法案が通り、日本語を話す人は少なくなっていく。


日本人は、虫の音を左脳の言語野で聞くと言う。これは人種による差ではない。日本に生まれ育って子供時代から日本を使う外国人も同じく左脳で聞く。
国語を失った民族は滅びる。

 

イーロン・マスク氏が、人口動態から、すでに起こった未来を見ているのに、この国の為政者・マスコミ・世間は、相も変わらず弱毒化したオミクロン陽性者数で騒いでいる。



補足
「すでに起こった未来」とは、未来を決める端緒がすでに今存在していて、その果てに未来があるという、P.ドラッカーの考え方で、単なる未来予知・予測とは異なる。

いちばんわかりやすい例は人口動態で、例えば、昨年は84万人の子供が生まれたが、20年後二十歳の日本人の人口は84万人より増えることはない。

人口の変化は、労働力、市場、社会、経済にとって最も基本となる動きで、この不可逆な変化は思ったよりも早く影響を現すと考えられる。