子供の頃、「(人のことを)バカと言う人がバカです。」と教わったように、デマと言ってる人がデマを流していた。

 

日本でワクチン接種が始まった頃、河野担当大臣は、推進派の急先鋒「こびナビ」という医師グループの発信を全面採用し、「アメリカでは1億回接種して一人も死んでいない。非常に安全で効果が高いワクチン」と喧伝、接種を推進した。

こびナビメンバーはNHKにも登場し、ワクチンの効果の高さと安全性を強調し、ワクチンについての懸念を表明する免疫学者やウイルス学者の言説は過去にどんな実績があろうと、すべてデマと決めつけた。

では、こびナビがどんな発言をしてきたか。

9月3日の読売新聞朝刊、こびナビ副代表木下氏

 ここに↓書かれていることを

一つずつ検証してみたい。

 

  記事内容の検証


①有効性や安全性が証明されている。

 接種をためらう必要はない!

と言い切っているが、今回のワクチンは、あくまでも緊急事態を理由に特例承認されたものであり、従来の承認の手順を踏んでいない条件付きの承認である。

審議結果報告書にある承認条件には、現時点(2021年2月)での知見は限られていて長期使用でどうなるかわからないから使いながら安全性等に関するデータを収集していく旨記載されている。

ゆえに、有効性や安全性の評価はその時点でのもので、接種券にも「本ワクチンは、新しい種類のワクチンのため、これまで明らかになっていない症状がでる可能性があります。」とある通り、中長期の安全性が証明されているわけではない。


② デルタ株では元気な若者も重症化する
とあるが、デルタ株がアルファ株より若者を重症化させたという事実はない。
もとより、日本では健康な若者が重症化する事例は極めて少ない。


③ワクチンを打つことで、自分だけでなく大切な人の命も守れる
今や接種しても感染する・させるのは周知の事実であり、接種したからうつさない、つまり、大切な人の命が守れるわけではない。

 

④接種が進めば今の不自由な生活から解放される

接種が進んでも、不自由な生活から解放されていない。

高接種率にも拘らずシンガポールや韓国などは過去最多の感染者数、重症者、死者数となり、解放されるどころか逆により厳しい行動制限が課されてしまった。
   

そして、この記事が、非常に悪質だと思うのは、これが掲載されたのが9月であったこと。

いやしくもワクチン接種を推進する専門家であるのだから、以下に挙げることについて知らないはずはない。仮に知らなかったとしても、素人ならまだしも影響力のある立場の医師なのだからこれは重大な過失である。

 

 効果について9月の時点で判っていたこと

昨年12月から先行接種をしていたイスラエルでは7月デルタ株には予防効果が低いと広報していた。

 

7月、米CDCも、接種完了者も人に感染させるリスクがあると報道してる。

しかもその割合は74%とごくまれな話ではない。米国に拠点を置く木下氏がこの事実を知らないはずはないのに、(このブレイクスルー感染の事実を知りながら)大切な命が守れる!と言い切った。

 

同じころ、日本でもあちこちでブレークスルー感染の報告が上がったが、取り上げるのは主に地方のメディアが多く、メジャーなテレビや新聞の取り上げ方は矮小であった。

(7月沖縄)

(8月千葉)

繰り返すが、接種しても人に感染させるのだから、「大切な人の命も守れる」というのはデマである。また、有効性は限定的であることも判っていたはずなのに一切言及しなかった。

 

安全性について9月の時点で判っていたこと

 昨年12月から接種を始めたイスラエルでは、5月には若い男性で心筋炎になる事例が報告されはじめていた。それを受け、6月1日、イスラエル保健省は「ワクチンとの因果関係がある可能性が高い」と明言してる。

また、7月、韓国は、20歳の男性の心筋炎死とファイザーワクチン接種との因果関係を認めた

にもかかわらず、9月の段階で木下氏はこれらに一切触れず安全性が証明されていると言い切った。

 

 

 

 

なお、厚労省も、「ごくまれに心筋炎を発症するが多くはすぐ治る」と、貴重な先行国の危険情報を活かそうとしなかった。一度壊れた心筋は二度と回復することはなく、心筋炎は決して侮れるものではない。にもかかわらず、厚労省がこれを「重大な副反応」と認定したのは、イスラエルの調査結果から半年後の12月3日のことである。

また、10月には接種より罹患して心筋炎になる人のほうが遥かに多いかのように見える恣意的計算をし、接種を促すような広報までしている⇒悲報!厚労省のおどろきのワクチン接種大作戦

 

デルタ株の重症化率はむしろ低かった

 何を根拠に「デルタ株では元気な若者も重症化する」と発言したのか不明だが、デルタ株で若者がより重症化したという事実はない。むしろ、デルタ株の重症化率はアルファ株より著しく小さくなった。大阪府のデータから算出された重症化率と死亡率を参考までに上げておく。

 

項     目    第4波・・・・・・第5波 

重症化率  3.2%・・・・・・ 1.0%
死 亡 率 2.8%・・・・・・ 0.2% 

 

 

  結論 全てデマだった!

 結局この新聞の発言はすべてデマだったわけだが、推進派最大の罪は、警鐘を鳴らしてくれていた免疫学者やウイルス学者の言説を、トンデモフェイク説と同類にしてデマ扱いし、その発言が国民に届かないようにしてしまったことだ。

医療の世界では常識のはずのインフォームドコンセントがなされないまま、多くの国民が接種を選択した。


科学とは、異なる意見を相互に出し合って、より確からしい答えを見つける作業である。かつて、ガリレオは地球は回っていると主張したが、当時の権威ある者たちはそれをフェイクと決めつけ、発言を禁じた。

今回も、未知のウイルスに初めてのワクチン、様々な異なる意見を擦り合わせて然るべきところを当局から権威あるとされた専門家たちは、慎重論さえフェイクと決めつけ、大メディアもこれを完全に無視してしまった。

 

広域接種が始まった5月、中長期の安全性に対する懸念、変異株に効かなくなる懸念、新しい技術にありがちな後になって不都合なことが起こる懸念から、重症化しない若い人は慎重にすべきと書いた。⇒ワクチン、打つ? 打たない?

 

その後、変異株にはブレイクスルー感染が当たり前になり、心筋炎が重大な副反応とされ、接種後死亡は1300人を超えた。

時間とともに接種者の方が感染しやすくなる兆候も見られるようになった。

英保健省データから 接種者のほうが感染しやすくなる不都合な事実

 

自己免疫疾患の報告(接種数日後自己免疫肝炎発症)も上がってきた↓。
(これらは慎重派の専門家が当初から懸念していたこと)

 

報告されていない死亡が10倍程度あるのではないかとする薬学の専門家もおり、この懸念を証明するかのように、接種ショット数に合わせるように超過死亡が異常に増えた。⇒人口動態速報〜死亡増が止まらない

 
残念なことに、5月に書いた懸念は全て現実となってしまった。
 
接種するしないは個人の自由でよいが、情報が偏っていれば正しい選択はできない。
推進派の言葉を信じて接種した結果、副作用に苦しんだり、大切な身内を失ったり、また元の生活に戻れるとの期待して接種したのにそれを裏切られただけでも良い
偏った情報しか出さなかった専門家に対して遠慮せずにもっと怒りをぶつけて良いと思う。
なぜなら彼らの多くは、自らの過ちを改めようともせず、この期に及んでまだ、重症化しない子供も大人を守るために接種すべきといって憚らないからである。

<編集後記>

新聞に目を通す時間がなかなか取れないので、ひと月まとめて読んでいます。10月のとある日この記事を読んで大変驚いたと同時に、多くの国民がなぜ、「本ワクチンは、新しい種類のワクチンのため、これまで明らかになっていない症状がでる可能性があります。」と書かれているワクチンをほいほい接種してしまったのか、また、接種しない人をまるで非国民のような目で見るのかがよくわかった気がしました。

東スポならいざ知らず、天下の大新聞やNHKだと、みな信じてしまいますから本当に罪深いと思います。

 

そして、これらは消費者が被害にあう詐欺のパターンにそっくりです。
デルタ株では元気な若者も重症化する

(恐怖を煽って不安にさせる)

有効性や安全性が証明されている
(恐怖を解決する方法を提示する)

接種が進めば今の不自由な生活から解放される
(期待する明るい将来を提示する)

ワクチンを打つことで、自分だけでなく大切な人の命も守れる。
(接種している自分は利他的で、非接種者に利己的というレッテルを貼り、分断させ、非接種者に不満の矛先を向けるようにする)

なお、最後のは全体主義者が使うパターン、悪者を作り出してうまくいかないのは奴らのせいと不満の矛先を非接種者に向けようとしています。

様々な副作用、
通常のワクチンにはあり得ないほどの接種後死亡者数、
接種した方が感染しやすくなる公的データ、
オミクロン株にやすやす感染、
更に頻回接種やちゃんぽん接種は当初想定されていなかったので十分な安全性の確認ができているはずがありません。


負けが込んできているようにしか私には見えないのですが、かつての大本営発表のように勝っていることしか報道しない方針のようで、3回目接種を急がせています。
(困惑、慌てさせ契約させるのも消費者詐欺の常套手段)

 

再掲しますが、新しい技術というものは時間がたってから当初想定されていなかった問題が表出することは少なくありません。BSE、PCB、フロンガス、薬害ならサリドマイド、スモン、薬害エイズなど、そういった科学の過ちの歴史に鑑み、接種は慎重であるべきです(でした)。

 

子どもや若者は感染したとしてもほとんど重症化しませんし、しかも重症化率はどんどん下がっているのに、この期に及んで、5〜11歳の子どもにまで接種させるなど、もはや正気の沙汰とは思えません。