山歩巡礼 谷汲山華厳寺と妙法ヶ岳 ~登山編~ | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

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「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

お寺で列に並んで参拝を済ませ、無事に御朱印を戴く。先達さんの申請を

するための書類も頂戴した。

 

さて、奥の院への道はどこから???

ネットでチェックすると、満願堂の横からって書かれているが、お正月

だからか、あちこちにバリケードがあって、満願堂がどこかが分からない💦

 

ウロウロと20分ほどさまよって、何とか満願堂横にある奥の院への道を

見つけた!

 

道はやや荒れていて、手すりなどが付けられてはいるものの、それが壊れて

かえって危なっかしい…。谷筋の道なので、小さな小石がじゃりじゃりと

枯葉の下に潜んでいて、石車に滑ってしまいそうになる…。

 

お正月早々、怪我をしないように慎重に歩く。

道々に三十三所の寺院の祠が飾られていて、一つ一つ、一緒に歩いた

メンバーの顔を思い出しながら、手を合わせてお礼を述べた。

 

奥の院から先は、道が崩れて危険な場所もあったけれど、谷を離れることも

あり、いつも山を歩く感覚と同じで快適だった。頂稜線に出たと同時に、

積雪があり、冷たい風が吹いてきたけれど、軽アイゼンを使うほどのことも

なく、無事に山頂へ。

 

 

満願堂脇から奥の院へ進む。

見ざる聞かざる言わざるは知ってるけど、サルでなくタヌキの場合は、

どう解釈すればよいの???

 

沢沿いの道を歩く。途中、小さな滝が二カ所あった。

 

道中には、西国三十三所の各寺院を祭った祠があるので、分岐があっても

祠を目印に歩けるので、迷うことはない…。

 

最初に那智山にお参りしてから8年が過ぎた…。

祠の前に立つたびに、いろんな面々が思い起こされる。亡くなられた方も

あれば、山はもう歩けないという方もある…。いろんな思いを胸に、

奥の院へ向かう。

 

見えてきた!

 

奥の院。

この日、私が出会ったのはお一人だけだった。

 

時間もまだゆとりがあるので、妙法ヶ岳へ向かう。

この先も木の階段などの整備はされているが、谷を離れたこともあり、

こちらの方が歩きやすかった。

 

稜線に出たら一気に雪景色!

 

だあれ?

 

ひと登りで妙法ヶ岳山頂(667m)へ。

ここで遅いランチとする!

と言いたいところだけど、急遽思い立ったので、エネルギーバーとお湯しか

なくて、わびしいランチとなった笑! その代わり、下山後にうなぎを

食べる❤

 

ありゃりゃ、どのあたりで撮った写真だっけ?東方向かなぁ?

このコース、概ね展望はなく、山頂からも見通しは効かない。

 

満願後、ヤッター!とスッキリした景色が欲しかったけれど…。

これは人生と一緒で、終わりは始まり、次に続く、ってことで、

終了感がないことが正解なのかもしれないな…。

『癒しの地形学』の藤原成一さんなら、そうまとめるかも!!