昨日は、香港乗り継ぎで畿内に急病者がでたらしく、出発が1時間遅れました。それで
なくてもカトマンズの到着が遅く、ホテル着後のトレッキングの荷造りが大変なのに・・・。
私達の定宿は5つ星ホテルなのだけれど、スイスやカナダやハワイと違って、ここは
ネパール・・・。ご不自由も多くて、いろいろと戸惑われたことだと思います。でも朝食の
時にご挨拶したら、皆さん、とってもさわやかな笑顔♡ 出発前、夏に行った説明会での
心配事などどこ吹く風で、ホッとしました。
国内線に搭乗のため、バスに乗り込みます。
国内線は若干遅れたけれど、昨年のことを想えば、このレベルは許容範囲内。滑走路が
1本しかないので、国際線が多い時間や、マウンテンフライトが遅れこんだりすると、
ポカラへのフライトも、遅延しちゃいます・・・。なので、1時間、2時間、空港で待機する
窓側ですけど、私は山側の席をもらえなかったので・・・。山側のお席からは、ランタン
山群やマナスルあたりまで見えていたようです。アンナ方面はダメだったみたいですが、
その時間になると、シートベルト着用サインが出るので、チェックできません・・・。
一番後ろの席だったので、スッチーと話をしました。サラリーは安いようで、ワンフライト
ごとに手当てがつくのだそうです。東京でお姉ちゃんが住んでいるらしく、いいとこの
お嬢ちゃんだな~と想像。ちなみに、山をみて自信たっぷりに名前を教えてくれるけど
ポカラに着いたら、昨年も一緒に歩いてくれたサーダーやシェルパが待っていてくれまし
た。誰が来てくれても心配はしていないけれど、知ってる人ならなお安心です。
ポカラからキムチェまでの移動は、去年より工事個所が多く埃っぽくて・・・、おまけに
アーリア系の顔のドライバーさんはよそ見しながら運転するし・・・。トレッキングのチェック
ポストで、よそ見しないでほしいな~~と言ったら、バックミラーを見てるのであってよそ見
はしてないよ、って返されました苦笑!これも町の子に多いパターン笑!ま、見てる限り、
運転は上手ですし、アシスタントもよく働く子でした。
それにしても、工事工事で、どんどん山が都会化していきますね・・・。悲しいです。
村人は生活しやすくなると喜んでいるのかもしれないけれど、道が良くなれば、そこは
もうトレッキングの価値がなくなり単に通過ポイントになってしまうわけで・・・。そうなれば
収入減がなくなってしまうんじゃないのかなぁ・・・、と心配しちゃいます。
でもきっと大丈夫!
ネパール人は強いです。それならば!とすぐに違う道を考えることが出来る民族だと
思います。大地震のときもそうでした。案外タフで驚きました。安定した生活をのほほん
と送っている私たちと違い、守るものを多く持たない彼らは、打たれ強く、新しい環境に
すぐに適合する力をもっているようです。そういう意味で、私達は本当に弱いです。
さて、ポカラで準備してもらった日本食のお弁当を食べて、トレッキング出発です!
この写真笑!!!
ワンコがメンバーの一員のように、当たり前に一緒に歩いています。かなり遠くまで付いて
着ましたよ。昼間は本当に静かなワンコたちですが、夜になると獣みたいな声で吠えて
この写真、シェルパからもらったものです。
右の石段はチョータラといって、ポーターが休憩するのに荷物を置きやすいような
トレッキングのスタート地点はキムチェ。かつては川底からシャクナゲの森を抜けて、
ガンガン登って、周囲の段々畑にくじけそうになるポイントがキムチェでした。2014年に
来た折、4WDやバスが上がってきているのをみかけましたが、車でここまで登ってくる
なんて自殺行為だ!と思ってました。
キムチェまで車で上がってこれるようになり、トレッキングの日数は縮小され、来やすく
なる分、寂しい気もして・・・。いや、寂しいです。とっても寂しいです。
一息ついた頃、雨もやみ、虹が出てきました!幸先良いぞ~~♪
ロッジは昨年と同じでした。
到着後、シュラフの使い方や、トレッキングの一日のパターンなどを皆さんにお話しし、
洗面をしてもらって、皆で村の民芸博物館?に行く予定でしたが、いざ出発のタイミング
で強烈な雨が降ってきて、全員一致で取りやめに笑!!
早速、ホテルの前に店を出してるおねーちゃんやおばちゃんと、お土産の値段交渉が
始まりました。カトマンズで両替のとき、皆さん、何にも買わないからちょっとでイイ!
とおっしゃる方に、とはいえ、絶対買われますよ!って散々申し上げました・・・笑!
案の定、初日から、最終日までショッピングはず~~っと続きました笑!!
買いたいものがあってもなくても、店がある度、冷かして大騒ぎ。これがネパールトレッ
キングの楽しみ方!
トレッキング中にモノを売りに来る人は、だいたい、チベット難民が多いです。彼らは
チベットに戻ることも許されず、ネパール当局からは何の保護もなく(実際どうなのかは
知りません)、秋から春のトレッキングシーズンのお土産売りにかけています。私達に
とったら微々たるお金、要る要らないではなく、助けてあげてほしいなと思うわけです。
施すのは反対です。人として尊重し、商売をさせてあげてほしい、ということです。
ガンドルンは、戦いに強い勇者、グルン族の村です。グルカ兵として、香港やイギリス
などに派遣され、外貨を村にたくさん持ち帰ったり、年金をもらったりしていると聞きます。
今回のコース上、一番裕福なのではないでしょうか。レベルの高いロッジがたくさんあり
ひまーる ちゃいな・・・ (ヒマラヤ ない・・・)
明日に期待して、この日は快適なロッジで休ませてもらいました。