昨日は、妹に産直市場にに連れってもらって買った野菜などを、色々と仕込んだ後、
知人のピンチヒッターで、来日するネパール人のアテンドをするべく関空へ。台風が
来ているので、タオル3枚と傘3本を持って到着ゲートでお出迎え。
空港バスで大阪のホテルに向かう道みち、ネパールの最新事情を教えてもらったり、
雨季にはいったカトマンズでの被害の様子を聞いたりして、インターバルが少しある
ネパールに思いを馳せる。ホテルから、明日のバス乗り場へのルートを確認してもらい、
夜は、お寿司とタイスキが同時に食べれるお店へ。
帰りがけ、お世話になりました、とお寺の赤い紐(魔除けやお守り)とハーブ類を丸めた
粒々、ネパール紅茶をいただく。粒々は毎朝2つくらい食べてください、と。
中国とインド、大国に挟まれ、あっちを立てればこっちが立たず、行動をおこそうとする
度に両国から睨みをきかされ、窮屈な思いをしているのであろうネパール。その結果、
国全体が能動的でなく受け身な感じで、誰かに何かをしてもらうのを待つ、的な印象が
強い。
けれど、恩義を当たり前とせず、それに対するお礼の真心はとても深い。先のネパール
大地震の後にも感じた。
お寺で日本の誰かのためにお祈りをして、もらってきてくれた御下がりは、どんな高価な
手土産よりも、心にグッとくる。海外出張の際、現地のガイドさんへの手土産に、空港で
何の迷いもなくお菓子やお酒を慌ただしく買う私、ちょっと恥ずかしい思いがした…。