今夜のNHKの歴史秘話ヒストリー、花好きの方なら皆さん、テレビにかじりついていた
のでは?
植物に魅せられ、日本で最初に植物図鑑を作った牧野富太郎さんの生涯。すごいと
いうよりもう変態!ますます好きになった。
NEWながら、うちにもあります、牧野図鑑。
今夜、図鑑のタイトルにもある”FLORA OF JAPAN"の意味をしっかりと受け止めました!
日本人がつけた学名トップバッターが「ヤマトグサ」 つけたのは牧野先生。このあと、
1500種もの新種を発見し、2500種あまりの植物に名を与えた人。雑草という名の
植物はない、って数年前公開された『植物図鑑』という映画で岩ちゃんが高畑充希に
いうシーンがあるけど、それは牧野先生のセリフ(笑)!
ここにも書かれているけれど、ヤマトグサのヤマトは日本、つまり倭という意味で、
畿内の大和とは関係ない・・・。明記されている。植物の名前の大半は、色や形状、また
は発見された場所や生育地などが冠される。けれど、この場合のヤマトは関西の大和
でないことを明記することで、日本の記念すべき第一号でヤマトなのだということを暗に
だけど、関西にもヤマトグサはある💛 この写真は、わが心の山、大阪の金剛山で撮影
したもの。初めてこの花を見た時は、ヤマトグサという名前も、その由縁も知らなかった。
のれんみたいな変な形の花があるぞ!と写真を撮ったのだった・・・。時が時なら、私も
名付け親になったかも?!
山で植物を見る楽しみはこんなところにある。例え皆が知っている花であっても、私には
初めての出会い。見たことののない花を見つけたら、ポピュラーなものなのか、珍しい
ものなのか、名前は何だろう、生態はどんな風? この花のように、日本の植物界では
特別な意味がある花、と調べて分かったならば、もう小躍りして喜んでしまう・・・。
ごはんの時間になっても、ずっとこんな風だったらしい。まるで子供(笑)!
家計も顧みず、ただひたすら植物に没頭しているダンナを持つ妻の気持ち、ちょっと
牧野先生にとっては、永遠に完成することがない図鑑。それほどきちんと作られた図鑑
高知にある横倉山。牧野先生の故郷の山。子供の時からこの山に登り、植物を観察して
いたらしい。日本の植物学の原点。
四国のツアー造成の折、後輩に教えてもらったのだけれど、その時はもひとつピンと
1人で全国の植物調査をするのは無理と判断し、広くボランティアを求めた先生。あちこち
から標本が送られてきたのだという。この手紙は、その協力者へあてたもの。小学生で
あったらしいが、子供であってもきちんとお礼を書き、画は添削までしている。”真”を
その小学生がこの人だったとは!!!
調べることが出来なかった沖縄の植物調査を、今、この方が指揮しているそう。
最愛にして一番の理解者であった奥さんを早くに亡くした牧野先生。ますます植物愛が
深まったことだろう・・・。
先日のPOPなきのこ展で。
牧野先生に標本を送ったこともある南方熊楠さんとのスリーショット!なんとも贅沢な
取り合わせ💛