山歩巡礼のススメ | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

寺ガールブームもひと段落した感じの今日この頃ですが・・・。
日本最古の巡礼と言われている西国三十三所巡りが始まってから、今年はちょうど

1300年目!

こんな歴史的なタイミングに、お参りに行く体力(たぶん…)と時間(作ればある!)と
金力(筋力より乏しいけど…( ;∀;))があるなんてことは、本当にありがたいこと!
ということで、数年前から、しっかりと付近の山を歩いてから、西国三十三所のお寺を
お参りする、題して「山歩巡礼(さんぽじゅんれい)」を企画しています。


三十三ヶ所観音寺は、京都の町中にあると思えば、長い長い階段をひたすら登らねば

ならない山奥にあったり、一筆で行こうとすると、とんでもない距離を歩いたり、一気に

幾つかお参りできるボーナス的な場所だったりと様々です。 

 

元上司に教えてもらった藤原成一さんの『癒しの地形学』によれば、厳しい修行に

適した場所と、息抜きできる安らぎの場所、隠れ家的な場所などがバランスよく配置

されていると分析されています。また、風水学的に見てもよい地形に建てられている

お寺が多いのだとか。


人が何かを得ようとするとき、それは目に見えるモノや知識ではなく、心の平穏とか

安定とか救いなどのことですが、つまり、内在している自分に向き合おうとしている

時には、三十三ヶ所のお寺のように、緩急のある場に身をおいてみるのがいいと

思ってます。


そうすれば、延々にそしてただひたすらに律したり深呼吸したりして、自分に向き合い

続けることができると思うから。だから三十三ヶ所参りは、登山することにも似ていると

思うし、それすなわち、人生そのものの縮図であるとも言えるでしょう。


なので、私は敢えて1日にたくさんのお寺を廻る観光気分でのご朱印集めではなく、

きちんと登山をしてから行くことを提案しています。古くからの巡礼道オリジナルを

行くのではなく、そこは山のぼらーの視点から見た山歩きプラスの巡礼です。

 

西国三十三ヶ所草創1300年という大きな節目の年なので、各寺で催しがあったり、

ご朱印も草創1300年が刻まれた「特別印」や江戸時代の復刻版などもあります。
スイーツ巡礼なるものも!!これ、結構楽しいです。

こんなタイミングにお参りしたりできる奇跡に感謝です。お時間許す方、ぜひご一緒に



第二番札所 紀三井寺の十一面観世音菩薩像 
桜の花さく、春一番のお参りでした。

第二十一番札所 穴太寺の釈迦涅槃像 お布団をかけてもらっています♡

冬の山歩きで、翌日は大雪になったニュースをみました。セーフ!


第二十四番札所 中山寺へは、こんな岩場を登山します(;'∀') 
毎回、冷や汗のご参加者を見るのが楽しみの根性ワルの私(笑)!

第二十番札所 善峯寺をスタートして、皆でわいわい春の花を見つけに(^^♪
下山後は、ヨガをしました。

第十番札所 三室戸寺のアジサイを見に。
蒸し暑い一日でしたが、シニアだってもちろんハイキング!

第一番札所 青岸渡寺に続く大門坂です。ここから本宮まで2日間歩きました。
熊野古道の難所とも言われる、大雲取小雲取のコースです。
最近火事を起こした「湯快リゾート」に泊まって、日帰りハイキングをしたことも。

第十三番 石山寺では、春の青鬼祭に参加してからハイキングへ!
列に並んで、災難を吹き飛ばすうちわをしっかりゲットしました!


第二十三番 播州清水寺へは、山越えしてさらにバスに乗り…。薮内佐斗司氏作、

動物の十二神将がカワイカッコイイ!


第七番札所 岡寺のスイーツ巡礼は「cafeことだま」さんのパッピンス!
インスタ映えするかき氷に、思わずみな注文! 老いも若きも食べきりました(笑)!


第十五番札所 今熊野観音寺には、お茶のお仲間の皆さんが参加してくださいました。
お茶菓子にはことかかない京都のお寺のスィーツ巡礼もまた楽し♬