佐渡の山旅4 金北山縦走 | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

ホテルを出る時、既に雨降り・・・。

といっても大したことはなく、逆に涼しくてちょうど良い程度。


もやのかかった山々は幻想的で

植物は生き生きとして

 

春の花にとって代わって、初夏の花が咲き始め

白く煙る山並みに、レンゲツツジの朱色が鮮やかに映え

これはこれで、晴れの日には感じない風情がある

 

私たちの気持ちを察してか、まだまだ現役のシラネアオイが

いくらか花を残してくれていて

雨の日は萎むはずのカタクリも、今年はこれが最後とばかりに

力を振り絞って花びらを広げ

 

あるがままの自然に身を置きながらも

何故かしら、やさしく包まれているような心地よさを感じながら

ゆっくりゆっくり歩をすすめ

ほぼ8時間のコースを満喫

 

自然はいつも やさしく はげしく

初心者にもベテランにもすべて平等

データでは読みきれない偶然のよろこびと脅威をもって

わずかばかりの疲労感を引き換えに

大きなエネルギーを全身に与え、

指先、頭のてっぺん、

そして、心の深いところまで血を通わせる。

 

ゴールで食べる生乳ソフトが、

非日常の世界から日常へと 私たちを呼び戻す

 

稜線上では、今が盛りの艶やかなレンゲツツジ

 

アオネバの語源ともなった、青い土壌

 

いつもよりなお一層、深い山に思える

 

ハクサンシャクナゲが早くも咲いている

 

大佐渡の主稜線

 

役行者さんと、新潟の上人

 

山頂の金北神社

 

三角点はこの中に隠しています! byガイド塚本さん

 

糀屋さんの十二代目、塚本さん

昨日の後藤さんといい、一つ一つの受け答えに誠実さが現われる

佐渡の人の魅力と勝手に思ってる

 

山頂から白雲台へは、防衛省管理道路を侵入するので、あらかじめ

航空自衛隊佐渡分屯基地への届けが必要

が、コースはいたってのんびりしていて、ブナの森林浴をしながら

ぐんぐん進む

 

同じく、管理道路のショートカットルート。

 

スカイライン上にある白雲台は、観光バスが入って、人であふれて

いた。ゴールで一気に超現実の世界に引き戻される(苦笑)!

佐渡の生乳を使ったソフトがすごく美味しかった。ホテルから迎えに

来てくれたドライバーさんに「さむっ!」と仰け反られた(笑)!

そりゃそうだ!気温16度!

 

この日はホテルで、佐渡おけさのショーがあった。

流れるようにしなやかで踊りに区切りがない。

盆踊りで見るあの佐渡おけさとは全然違う・・・。

どの道であれ、やっぱりプロのすることは違う。

このあと、踊り方講座みたいなのがあって、2名が参加され、翌日、

ホテルから立派な修了証書をもらっておられた。