宿根木の集落は海のすぐそば。
岩ゆりは、海辺の岩場に咲き、海の風衝作用で丈は短め。
丈の割に花が立派なので、見ごたえがある花だ。
私たちの山のガイド塚本さんのお父さん、塚本健二さんが代表の
山歩ガイドクラブさんの『佐渡の花』によると、
子の誕生を記念してイワユリの鱗茎を植える。子の歳の数と
花の数が一致するという。鱗茎の大きさと花の数は強い相関関係が
あり、しばしば一致する。「イワユリを採ると海神様が怒り海が荒れる」とされイワユリは
保護されてきた。開花は烏賎(スルメイカ)の漁季を告げる漁告花である。
とのこと。
植物が人の暮らしに深く関わり、故に守られ、時が来るとのびのびと
咲き誇り、こんな風に私たちの旅にも彩りを添えてくれる。佐渡では、
本州の2500m辺りの植物を標高1000m付近で見ることが出来る。
車で簡単にアプローチできることもあり、希少種や人気の花の盗掘が
絶えないよう。
ここに咲くからこその美しさ、その地での花の存在の意味を、もっと
たくさんの人に理解してもらいたいな。
宿根木の集落に咲く岩ゆり
直江津港から小木港へのカーフェリー「あかね」の船内でもらった
パンフにガイドの塚本さんのお父さんの記事・・・。
帰宅後、書類を整理していて気付いた。
佐渡も人離れが激しいのか・・・。
以前調べた人口より、ここに記載されている人口が減っている。
この本には、佐渡に移住を考える人を後押しする本だった。
今回のお土産
*いかめし…ホテルの女将さんのおススメ。ここのが美味しいそう
(まぁ、皆、そういうよね・苦笑)
*石もずく…もずくは2種類あり、柔らかく粘りがあるものと、歯触りが
あるもの。今回は歯触りがある方を買った。
*ガイドの塚本さんちのお味噌。息子さんの代で12代続く、佐渡では
老舗の糀屋さん。
*そしてフェリーの中で買ったおかき。さすが米どころ新潟!安い!
割れおかきでよければ、これおススメ!