一年ぶりに奥香落へ行ってきました。
ススキの名所、曽爾高原へ向かう人でバスがいっぱいになると思って、名張駅に着くや
いなや、駅ダッシュをした私たち。けれど時すでに遅し・・・、バス停は人であふれていて
仕方なく私たちも列に並びました。
臨時バスも出るようですが、この分だと3~4台は必要って感じです。バスを先頭に、
ねずみの尻尾のようにロータリーをぐるりとバス待ち客が並んでいます。
私たちは1台目のバスが満席のため、次のバスに乗ることになりましたが、タイミングよく
座ることができまました!1時間近く乗るので、ありがたや~~~!
室生火山群に位置するこの地は、青蓮寺川を挟んで、ボコッ、ボコッと見ごたえのある
山が立ち並び、その多くが柱状節理の岩盤を擁しています。岩壁と紅葉が相まった景観は
素晴らしいのに、寝不足がたたって乗車するなり寝てしまいました・・・。
登山スタート地点である曽爾高原でバスを降ります。
99.9%の乗客は、このススキの原を見にこの地を訪れます。亀山や倶留尊(くろそ)山へ
ハイキングに出かける人もいれば、お亀池周辺を散策する家族連れも多く、マイカーで
道路は渋滞、それはそれはにぎやかなスタートでした。
今回、私たちは高原のハイキングでなく、高原から南に見える古光山を目指しました。
高原を離れたら、誰一人会わない静かなトレイルとなるのですが、メンバーがメンバー
だけに、楽しく?うるさく?長尾峠へ進みます(笑)
峠からどえりゃー長い木段を登って後古光山の北尾根に取りつきます。アイルしゃん、
階段の段数を数えていたそうですが、途中、おしゃべりをしたら分からなくなってしまった
後古光山の手前から、フィックスロープが始まります。
私はどの山でもフィックスロープに頼るのが怖い(=信用してない)ので、基本的には
自分の足でしっかりと立ち、岩や木をチェックしながら補助的にそれらの手を借りる、と
いうスタイルですが、ここは斜度がきついのでロープをどんどん使います。
フィールドアスレチックで遊んでいるようで、登山とはちょっと違う感覚で歩いています。
時にはロープを信用しきったクライミングダウンもします。
フカタワという峠からはフィールドアスレチックの登りが始まります。帰りの余力を考えて、
手に頼りすぎることのないようにお願いしま~~~す!
アイルしゃんもきこしゃまも歩くのがお上手なので安心ですが、普通、ロープがあると、
それに頼り切って腕だけで登ってしまい、腕の力が続かなくなることが多いです。
こういった山歩きの翌日は、腕がパンパンになってる人と、足の筋肉痛に泣く人に分かれ
ますが、これは後者の方が正解な歩き方です。人の腕の力は、足の力と比べて全然ダメ!
手の力なんて大したことないんです。だって、足では一日歩き続けることができますが、
逆立ちして腕で歩くとなると、1分でも大変でしょ?! こういう登山は、自分の歩き方が
笑顔で山頂到着。
他にも3人組の人がいて、お互い撮影しあいっこ!
この日、この山の稜線上で会ったのは、この3人を合わせて10人もいなかったです。
バスでやってきた人たちは、99.9%がこのススキの原のどこかにいらっしゃいます(笑)
一番奥のピークが倶留尊山、手前の禿げてるのが曽爾高原のススキの原、右中央の
なだらかな山が亀山です。左中央に見えている建物は、国立曽爾青少年自然の家で、
昨年の秋のお山でヨガは、ここのお部屋をお借りして行いました。
今日は風が強く、少し休憩しただけで寒くなってきて、バスの時間のこともあるしで、休憩も
そこそこに来た道を戻ります。ふたたびフィールドアスレチックです!
くぐったり、ぶら下がったり、またいだり、と楽しく体を動かして、曽爾高原へ。
観光客に交じって、お亀池のほとりで二度目のランチ&おやつタイムをしたのち、バス停に
戻りました。帰りも運よく座れて、今度こそ景色をみるぞ!と思っていたのに、バスが動き
だした瞬間、催眠術にかかったかのように寝てしまいました。
ささ、明日の筋肉痛が見ものです(笑)