古光山 | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

一年ぶりに奥香落へ行ってきました。


ススキの名所、曽爾高原へ向かう人でバスがいっぱいになると思って、名張駅に着くや

いなや、駅ダッシュをした私たち。けれど時すでに遅し・・・、バス停は人であふれていて

仕方なく私たちも列に並びました。


臨時バスも出るようですが、この分だと3~4台は必要って感じです。バスを先頭に、

ねずみの尻尾のようにロータリーをぐるりとバス待ち客が並んでいます。

私たちは1台目のバスが満席のため、次のバスに乗ることになりましたが、タイミングよく

座ることができまました!1時間近く乗るので、ありがたや~~~!


室生火山群に位置するこの地は、青蓮寺川を挟んで、ボコッ、ボコッと見ごたえのある

山が立ち並び、その多くが柱状節理の岩盤を擁しています。岩壁と紅葉が相まった景観は

素晴らしいのに、寝不足がたたって乗車するなり寝てしまいました・・・。


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登山スタート地点である曽爾高原でバスを降ります。

99.9%の乗客は、このススキの原を見にこの地を訪れます。亀山や倶留尊(くろそ)山へ

ハイキングに出かける人もいれば、お亀池周辺を散策する家族連れも多く、マイカーで

道路は渋滞、それはそれはにぎやかなスタートでした。


今回、私たちは高原のハイキングでなく、高原から南に見える古光山を目指しました。

高原を離れたら、誰一人会わない静かなトレイルとなるのですが、メンバーがメンバー

だけに、楽しく?うるさく?長尾峠へ進みます(笑)


峠からどえりゃー長い木段を登って後古光山の北尾根に取りつきます。アイルしゃん、

階段の段数を数えていたそうですが、途中、おしゃべりをしたら分からなくなってしまった

そうです(笑) このメンバーじゃーねーーー、無理だわさっ!

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後古光山の手前から、フィックスロープが始まります。

山頂を超えると、ロープが張り巡らされた激下り開始。

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私はどの山でもフィックスロープに頼るのが怖い(=信用してない)ので、基本的には

自分の足でしっかりと立ち、岩や木をチェックしながら補助的にそれらの手を借りる、と

いうスタイルですが、ここは斜度がきついのでロープをどんどん使います。

フィールドアスレチックで遊んでいるようで、登山とはちょっと違う感覚で歩いています。

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時にはロープを信用しきったクライミングダウンもします。

フカタワという峠からはフィールドアスレチックの登りが始まります。帰りの余力を考えて、

手に頼りすぎることのないようにお願いしま~~~す!


アイルしゃんもきこしゃまも歩くのがお上手なので安心ですが、普通、ロープがあると、

それに頼り切って腕だけで登ってしまい、腕の力が続かなくなることが多いです。


こういった山歩きの翌日は、腕がパンパンになってる人と、足の筋肉痛に泣く人に分かれ

ますが、これは後者の方が正解な歩き方です。人の腕の力は、足の力と比べて全然ダメ!

手の力なんて大したことないんです。だって、足では一日歩き続けることができますが、

逆立ちして腕で歩くとなると、1分でも大変でしょ?! こういう登山は、自分の歩き方が

正しいかどうかをチェック出来るよいチャンスですね!

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笑顔で山頂到着。

他にも3人組の人がいて、お互い撮影しあいっこ!

この日、この山の稜線上で会ったのは、この3人を合わせて10人もいなかったです。


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バスでやってきた人たちは、99.9%がこのススキの原のどこかにいらっしゃいます(笑)

一番奥のピークが倶留尊山、手前の禿げてるのが曽爾高原のススキの原、右中央の

なだらかな山が亀山です。左中央に見えている建物は、国立曽爾青少年自然の家で、

昨年の秋のお山でヨガは、ここのお部屋をお借りして行いました。

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今日は風が強く、少し休憩しただけで寒くなってきて、バスの時間のこともあるしで、休憩も

そこそこに来た道を戻ります。ふたたびフィールドアスレチックです!

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くぐったり、ぶら下がったり、またいだり、と楽しく体を動かして、曽爾高原へ。

観光客に交じって、お亀池のほとりで二度目のランチ&おやつタイムをしたのち、バス停に

戻りました。帰りも運よく座れて、今度こそ景色をみるぞ!と思っていたのに、バスが動き

だした瞬間、催眠術にかかったかのように寝てしまいました。

ささ、明日の筋肉痛が見ものです(笑)