ネパール料理 | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

夕べは山岳会の先輩ととあるネパール料理店へ。


先輩たちとは久しぶりなので楽しみにしていたのだけれど、まぁ・・・、下ネタオンパレード、

お触りアリのちょいとみだらな会食で、帰る頃には疲れ果てた私でした(苦笑)


それでも、昔、私も一緒に行った国内外の山々の話や、お若い頃のハードな山行の

お話などを聞いていると、楽しく興味津々で、あっという間にお開きの時間となりました。


しかし・・・、皆がそれぞれ違う話を同時にし始めるので、誰の話を聞いたらいいのか、

あっちもこっちもで・・・聖徳太子にでもなりたい気分でwww


アバンティ・クライミングスクール大阪
ネパール料理、久々で楽しみにしていたのに、このお店はイマイチのお味で残念賞で

ごじゃりました。ネパール人シェフがお下手やね、きっと・・・。

日本に来て何年も経つのに、日本語ダメ、ってあたりがもう研究心がないというか、

進歩がないお方と推察。

私が知ってるネパール人のコックさん達は、コミュニケーションもよくとってくるし、真似も

上手。作る一方で感想を聞かないコックさんは料理がまずい!


アチャール(お漬け物の類)は味が全然馴染んでないし、チョウメン(ネパール風焼きそば)は

油ギッシュで、ケチャップとチリソースの味しかしないし、パパール(豆の粉のせんべい)も

揚がり具合が最悪。きっと低温で揚げたか、まだ油がぬるいのに入れたんだと思う。

基本中の基本がダメダメで、山中で限られた不自由な状態で作ってくれるトレッキング食の

方が幾分もグレード高し! 家庭でもこの味はダメっしょ・・・。しかもそこそこの値段やし・・・。


オーナーもサラリーマン崩れな癖のない無味乾燥なお方で、オーダーを取るときも

笑みひとつこぼさず、愛想もくそもあったもんやない感じ・・・。

たぶん、もうこのお店は誘われても行かないと思う・・・。

道を出たところに台湾料理のお店があって、そっちの方が興味津々で帰りました。


先輩方と別れてから、お口直しというか、乱れた頭を浄化すべく、古本屋さんにより、

中国登山協会監修の中国の名峰の本をげと。

古い本だけど、素晴らしい山々の写真に魅了され、多少、頭を正常な位置に戻す。


帰宅すると先輩からメールあり。

さっきまでの雰囲気とは一変、文化的な雰囲気を醸し出す内容で、ホッと一息つきました。

今日会った先輩方、みなさんそれぞれ活動をされてるのですが、メールをくださった先輩は

財団法人を立ち上げ、熊の保護活動をされてます。


今年、北國新聞に掲載された、先輩の文章を添付します。

落としたり持ち上げたり、どっちやねんってことですが、若い頃からずっと山を続けている

先輩ばかり、基本はみんな硬派なんです。



 トキ・コウノトリ・クマ・同じ「命」に想うこと。


定年後は自然保護運動でも参加できればと思いつつ今から5年前、

大阪で定年を迎えた。その直後なにげなく訪れた病院でいきなり

末期癌の宣告を受けた。「生きたい」「生き延びたい」「何か術は

あるはずだ」・・・と数ヶ月間、悩みは深かった。あるとき「死・・

来るものなら来い。受けてやる」との気持ちになり心はスッキリ

晴れ晴れした。


 その後、クマが縁で福島県の会津若松に転入したが昨年末、

 家の事情で故郷の金沢にもどってきた。先日のニュースでも金沢の

 近郊や七尾でもクマの目撃や事故が報道され心を痛めている。


 金沢でいしかわ動物園を訪れてみたがクマは展示されていなかった。

 白山山系の生態系の主でもあるクマを現状の彼らの置かれている環境や

 古来から日本で生きつづけている理由、必要性を正確に解説・写真等で

 伝えて欲しいものだ。


 園では佐渡のトキの絶滅を防ぐため、佐渡から離れた数か所の遠隔地で

 トキを飼育し繁殖させるそうだ。兵庫県但馬のコウノトリもすごい

 設備のもとで大切に扱われている。しかし、両鳥ともその悲しい歴史が

 まったく説明されていない。


 両鳥とも残念ながら「害」の字をつけられ、「害鳥」として我々国民の

 手で絶滅させたことをはっきり明示すべきである。今は復活させた

 「貴重な鳥」として、その経済効果に大いに利用されている。皮肉な

 ことである。


 両鳥とも中国産の鳥であり、ここまで繁殖させるのに数十億円の予算を

 使っているはずだ。それに反しクマには「害獣」のレッテルが貼られ、

 捕獲されるといとも簡単に銃殺される。昔のトキ・コウノトリと同じで

 ある。


 熊は日本に於いて最大の獣であり、半年近く冬眠する不思議な動物である

 既に九州では絶滅させられ、四国、紀伊半島に於いても林業の邪魔と

 言う理由でほぼ絶滅状態である。ゆきすぎた自然破壊(昭和30年代の

 拡大造林等)は、必ず自然からのシッペ返しがある。我々は肝に銘ずる

 べきであろう。


 彼らの大切なドングリのなるブナ、ミズナラ等はカシノナガキクイ虫に

 より全滅に近い状態で枯れている。熊は餌の豊凶の差で人里近くに現れる。

 アイヌにおいては「カムイ()」として崇められ、我々も謙虚にこの

 動物と共存を図るべきである。



財団法人のWEBサイト 一般社団法人 ふくしま いのちの森

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