薊岳の遭難 | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

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「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

全員無事でよかった!


寒い中、中学生なのによく頑張った!

先生もお疲れさまでした。

まぁ、雨なのに滝の近くでビバークというのはどうかと思うけれど、遭難時の

行動についての正否は、当時者にしか分からないと、私はかねがね

思っているので、無事だったことを喜び、苦労をねぎらってあげたいですね。


明神平には長らく行ってなくって、写真もプリントのものしかないので、紹介

しづらいけれど、実はここ、私の好きな場所の一つ。


懐の深さ、ヒメシャラの赤い幹が目立つアプローチ、開けた笹原帯の稜線など、

典型的な台高の景色が続く。

薊岳は、春の終わりに行くとシャクナゲがきれい。


お手伝いをしていた財団法人で、山のガイド本を出版した時も、私はこの山を

担当させてもらった。

マウンテンバイクを買ったときは、大又林道の一番奥まで父に車で連れってもらい、

豆生の集落まで、一気にダウンヒルを楽しんだ! チョー気持ちイイ!(北島風に)

ドライブ好きな母とも、この辺はよく出かけた。

そういえば、堺と東吉野村は友好都市の関係でもある。


明神平は、楽園みたいな開放的な場所で、そこでテントを張って何もしない

休日を過ごす、だなんて憧れたりしたなぁ。昼寝したり、本を読んだり、刺繍を

したりして・・・。

まぁ、そういった場所だから、ガスが出ると道迷いもしやすく、近くには迷岳という

名の山もあるくらい。


今回の学生さんたちは、怖くて大変な思いをしたとは思うけれど、この山のこと、

また、登山そのものを嫌いにならなかったらいいな・・・。

遭難したことを正しいとは言わないけれど、経験しないと分からないこともあるし、

(世間を騒がせたので、大きな声で言ってはダメだけど・・・)貴重な経験をした!

ステップアップ出来たと捉えれば、将来たのもしいぞ~~~。

頑張れ~~未来のエベレストサミッター!!