2008年夏、硫黄岳直下にて。
この時、コマクサはちょっと遅めながらも満開でした。が、保護のためにロープが張られ
分かりづらいかと思いますが、斜面はコマクサでいっぱいです。
コマクサの白花も咲いていました(2008年夏)
でも、これも相当遠いところに咲いていて、ズームで引っ張りまくって撮ったので、写真と
以降は、今回の写真です。ミヤマカラマツ。
カラマツソウとの見分け方は、花托なし、葉っぱが広がっていない、とモノの本に書かれて
ズダヤクシュのつぼみ
私はこの花の名前を、今の今まで「スダヤクシュ」と思い込んでいました。
実際、それでググれば、いっぱい出てくるのですが、どうやら正確には、すが濁る方が
正しいようです。
「ズダ」とはぜんそく(信州の方言)のことだそうで、この花はお薬として利用されていた
ムムッ!お馴染みのゴゼンタチバナですが・・・、
葉っぱが7枚ついています!
4枚で花の付いているものも見つけましたが、よくよく観察してみると、葉っぱが2枚
落ちた形跡あり・・・。同僚にかる~~~く、「葉っぱ、落ちてますね」とあしらわれましたが、
オーレン小屋の由来にもなっている、オーレンです。
葉っぱが、機織りの筬(おさ・リード・横糸を抑えるための櫛状の板)に似ているからと、
同僚に教えてもらう。名前は知っていたけど、由来は初めて聞きました。
しかし・・・、筬って聞いても、機織りしたことないし、知らんし~~~
(何で私よりずいぶん若いあんたが知ってるネン?)
なるほど!とその場ではお姉さんなフリをして、帰って早速ググる。
(ネットはほんとに便利だ~)
ほ!なるほど納得! この花の名づけ親の想像力に拍手です!
では、英語ではどうだ?と思ってみたら、この花、日本固有種の一属一種だそう。
英語は、属名の「Pteridophyllum」が充てられていて、これはギリシャ語で、
pteris(シダ)+phyllon(葉)から来ているとのこと。
知っている花はなかなかここまで調べたりしないので、知らないということもまんざら
悪いことではないなぁ!
この同僚は、大学で植物を専門に勉強していたこともあり、とても詳しいので、一緒に
ツアーに行く度に、ほほ~~~と楽しませてもらっている。
仕事辞めても、彼のツアーに参加してたりして(笑)
ミイラ取りがミイラにならないよう、私もせっせと勉強しよう!!