3日目の巡礼を終え、ルーゴの町にやってきました。
それまでの3泊は、町はずれにホテルがポツッとあるロケーションだったので、ブランド
ショップが立ち並ぶルーゴの町にきて、ちょっと戸惑うわたしたち・・・。
まずは大聖堂に行って、巡礼手帳にスタンプをもらいます。
係りの方が以前、竹中工務店の通訳士をされていた方で、思わぬところで、「どうぞ!」
と日本語が聞こえて、故郷に戻ったような安堵の顔を浮かべていた皆さんでした。
正面から撮れずじまいでしたが、壁画やステンドグラスが素晴らしかったです。
建物とゲートのある壁の年代が違うこと、お分かり頂けるでしょうか?
ルーゴは、町をぐるりと囲む城壁があります。世界遺産にも登録されているのです。
壁の中側が旧市街で、教会や市役所、ホテルやブランドショップ、公園などが密集して
翌朝、城壁をお散歩しました。一周歩くこともできます。
ウィキペディアには、一周2.2kmと書かれていましたので、3~40分で廻れる感じです。
城壁は独立しておらず、教会や民家がくっついていて今なお生活に密着しており、世界
遺産といえども、生きた状態で、遺されているという感じはしません。
前日、スタンプをもらいに行った大聖堂です。
ルーゴ郊外には、城壁以外にも、ローマ人の残したものがあります。
建物に入ると、温泉卵の硫黄のにおいがプンプンして、周辺のじいちゃんばあちゃんが
ガウンを着て、温泉を楽しんでいます。療養士さんもいるようです。
温泉水を飲む為の蛇口もありました。飲んでみたら、まさしく温泉の味!
温泉として利用している建物の中に、昔の温泉跡がそのまま保存展示されています。
窓形に彫ってあるニッチの部分は、脱いだ服を置く場所だそうです。
なかなか興味深い場所の見学をさせてもらいました。