スペイン巡礼の道 その2 | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

「世界の国の人と自然」を愛するヨメが
「岩と雪と氷」を愛したダンナと
日々のつれづれを発信します。

巡礼の道の最終目的地は、聖ヤコブの遺骸を収めた棺があるというサンチャゴ・デ・

コンポステーラの大聖堂ですが、そこへ至る道はあちこちから伸びています。

一般的なルートはフランス人の道。

私たちも後半はそのルートを歩きますが、前半は、9世紀にアストゥリアス国王や宮廷の

人たちがお参りに来たもっとも古い初期の巡礼街道を歩きます。


このルートを歩く人は少なく、前半は他の巡礼者にほとんど会うこともなく、私達だけの

静かなスタートとなりました。

私が所属している会社の、このこだわり具合が好きです!


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地中海の明るいイメージが先行するスペインですが、北部は日本の北陸みたいに

入り組んだ海岸線が続き、雲が低く垂れこめた、少々重い雰囲気がします。

それがまた、巡礼の道にふさわしく感じました。

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5月のツアー、ちょっと早くて寒いかな・・・、って心配していましたが、このシーズンは

お花がとってもきれい! 特にこの日のウォーキングはお花畑の素敵な道でした。

ツアー中ずっと、暑くもなく寒くもなく、快適な毎日で、5月スタートで大正解!

ちなみに、今回は一度もカッパ着ず!!!皆さんの晴れ女パワー炸裂で、気分も上々!!

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花・花・花!

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アルメリアみたいなお花でした。

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巨大松葉牡丹の群生地。このあと、白花もありました。

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マンテマの白花も見つけました。赤いのは山と咲いていました。

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こんな素敵な散歩道を歩けて、ジョン、幸せ!!と、お犬様が仰っておられました。

ちなみに、勝手に命名しました(笑)

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2時間ほど歩き、漁港へ到着。

皆さん、ホタテがカッコいいです!


ちなみに、どうしてホタテか?というと・・・、サンチャゴデコンポステーラは海に近く、

魚介類が豊富です。ホタテの貝殻をもっている=魚介類の豊富な町の大聖堂に巡礼で

到着した証、というところから、今は巡礼の道を目指す人も持つようになったとか・・・。


また巡礼の旅を終ると、それまでの人生に決別し、新しい一歩を踏み出す、という感覚に

なる人が多いようです。旅の終わりが新たな旅の始まり、つまり、Rebirthだと・・・。

ホタテ貝はヴィーナスが誕生した貝ですから、その辺の意味合いをも含んでいるようです。


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漁港というより、おしゃれなヨットハーバーって感じでした。


私は以前から、イギリス南部の海沿いのフットパスを歩きたいってず~~~っと思い

続けていましたが、おそらく、今日みたいな感じだろうなって、よく似た場所を歩けて

得した気分です。

スペインの北部は、イギリス北部やアイルランドなどと同じケルト系も入っており、

文化も良く似ているそうです。バグパイプはスペインから渡ったのだとか・・・。